東北地方太平洋沖地震

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海洋生命科学部の学生の皆さんの安否確認状況等について

トップ 東日本大震災による本学の被災状況と対策海洋生命科学部の学生の皆さんの安否確認状況等について

平成23年3月14日
北 里 大 学


 北里大学三陸キャンパス・海洋生命科学部の被災状況について、大学が把握している最新情報と、現在実施中の対策についてお知らせ申し上げます。この情報コンテンツは次のとおりです。

  1. 学生の皆さんの安否確認状況について
  2. 学生の皆さんの大学校舎・三陸研修所への避難救護状況について
  3. 三陸キャンパスのライフラインの確保状況について
  4. 大学校舎及びアクセス道路等の被害状況について
  5. 学生の皆さんの救護・生活に関わる現地対策救護本部の基本方針について

1 学生の皆さんの安否確認状況について

 この情報は、大学の「現地対策救護本部」(三陸町)が3月13日(日曜日)午前10時、大学校舎にいる学生の皆さんに点呼を取った結果と、「学生教職員安否確認本部」(相模原)の14日20時の確認情報をつき合わせた結果を基に作成しています。
  表中の「不確定」「未確認」に該当する学生の皆さんにつきましては、最優先の事項として、大船渡市災害対策本部や市内避難所とも連絡を取り合い、全力をあげ、手段を尽くして詳細の確認に努めております。
  現地対策救護本部と学生教職員安否確認本部、大学災害対策本部(白金)とは専用の衛星電話ネットワーク(後図参照)によって遅滞なく情報を交換しています。

学部学生 大学院学生
学 年 1年 2年 3年 4年 合計 修士 博士 合計
在学生数 191名 185名 169名 170名 715名 37名 5名 42名
所在の確認がとれた方 大学避難 25名 25名 91名 141名 27名 5名 32名
別避難所 9名 9名 7名 25名 1名 1名
帰省・その他 140名 125名 39名 304名 7名 7名
所在の確認ができていない方 不確定 5名 4名 29名 38名 2名 2名
未確認 6名 6名 4名 16名

註:1年次生は相模原キャンパスに在学中。
註:学部学生の合計数には休学生は含みません。
註:大学院修士課程学生数には研究生を含みます。


※用語について
  分類に当たっては、確実性を第一として慎重に行っています。次の用語には、それぞれ後述の方々も含まれていることを申し添えます。
  「不確定」:津波後、(1)教員により大学校舎で現認確認をできた方、(2)他の学生諸君から“見た”という情報を伝えられた方であっても、3月13日午前10時の点呼時に来ていない方は、こちらに分類されています。
  「未確認」:大学による情報収集で3月14日20時現在、安否の確認ができていない方を表します。引き続き、大船渡市災害対策本部とも連携して、情報収集に全力をあげてまいります。


※お願い
  
1) この情報の詳細は、「学生教職員安否確認本部」に直接お問い合わせください。
      学生教職員安否確認本部(相模原):042−778−9752・9753・9754
  2) お持ちの情報があれば、学生教職員安否確認本部にお寄せください。


2 学生の皆さんの大学校舎・三陸研修所への避難救護状況について

 「大学避難」の学生の皆さん168名は現在、大学の体育館、三陸研修所(現地地域図参照)ですごしています。学生の皆さんには教員25名と保健師1名、職員20名が、心身のケア、さまざまな相談、ご家族の皆様との連絡の要望、生活の支援などにあたっています。また、学生の皆さんからも安否情報の収集に努めています。


3 三陸キャンパスのライフラインの確保状況について

 けっして十分とはいえませんが、食糧と飲料水は確保されています。岩手県の支援をいただき、自衛隊が派遣されその先遣隊が入ったとの情報が伝えられました。食糧、給水、毛布等が届けられはじめています。下水は沢水を利用しています。
  キャンパスは依然停電が続いており、電力は確保できておりません。ガソリン等も十分ではありませんが、自動車を節約利用しながら、市内避難所との連絡にあたっています。衛星電話(自動車バッテリー利用)により現地対策救護本部との連絡も比較的円滑に行えています。


4 大学校舎及びアクセス道路等の被害状況について

 大学校舎の損害状況については、学生の皆さんの安否確認と安全確保を最優先にしているために、ひび割れなどの詳細は確認できていませんが、建物自体の倒壊や損壊などはありません。
  東京方面からのアクセスは国道4号線のみで場所によってはかなりの渋滞が予想されます。高速道路は災害救助車両のみに限られています。岩手内陸部から大学までの道路状況は、水沢江刺からの国道397号線と北上からの国道107号線は通行可能と聞いています。ただし、安全や交通規制についての詳細は、所管の交通局に確認が必要です。大船渡市から大学へは旧三陸道利用して大学に到達できるようになっています。以上の経路のガソリンスタンドは、地震被害を受けているために利用不能です。車による現地入りは慎重にお考えいただくようお願いいたします。


5 学生の皆さんの救護・生活に関わる現地対策救護本部の基本方針について

 大学は、現地対策救護本部と可能な方法を協議し、次の方針の下に今後の対策に当たってまいります。

  1. 近日中に全員、チャータバスにて首都圏に移動します。これは安全確保を最優先とし、学生の皆さんが個々に移動することによって不意の2次災害を回避するために、一斉移動が最も適切であると判断したものです。
  2. 安全移動の条件が整うまでの間、全員、大学のケアが行える大学校舎に滞在します。
  3. その間の生活必要物資の補給を関係方面に逐次要請します。
  4. 衛星電話を用いてご家族の皆さんと学生の皆さんが直接近況を連絡できるように極力努めます(ただし衛星電話(一回線、電源不十分)は緊急連絡用として優先)。

北里大学6キャンパス衛星電話ネットワークについて


現地地域図について