トップ> 東日本大震災による本学の被災状況と対策 >被災地域への入域はお控えくださるようお願い申し上げます
平成23年3月14日
北 里 大 学
三陸キャンパスに在学される学生のご家族、ご友人の皆様が、学生の皆さんの無事を祈るお気持ちは痛いほどよく分かります。私ども大学関係者もまったく同じ思いです。学生の皆さん全員が、何事もなく、一刻も早く帰途につけるよう毎日祈りながら、大船渡市災害対策本部や市内避難所と連携して、全力をあげて安否の確認に努めております。
大学校舎に避難された学生の皆さんには、「現地対策救護本部」の教職員が一丸となって、出来る限りの心身のケアを行い、さまざまな相談や生活の支援にあたっています。「大学医療チーム」を派遣し、引き続き現地の教職員とともに救護と心理ケアに最善を尽くしてまいります。
学生の皆さんの無事な姿を確認したいとのお気持ちに反して、被災地域の状況は報道で伝えられるとおり必ずしもよくありません。各災害対策本部等からは被災地域への入域を控えるよう要請が出されているとも伝え聞きます。通行道路の安全確保が行き届いていないことも報道されているとおりです。通行止めや渋滞、停電による信号機の停止など交通事情もかんばしくなく、またガソリンや食糧などの確保も同様な事情に置かれております。
本学は3月14日(月)午後1時、学生の皆さんを救出し、合わせて大学医療チームによる医療活動を行うために、「災害対応派遣」の許可を受けたチャーターバス3台を現地に向けて派遣いたしました。これは、上述の事情を勘案し、学生の皆さんが個々別々の行動をとることによって不測の事態を招かないよう、全員揃って移動することが現下でもっとも適切であると判断したからでございます。
以上の趣旨をご理解いただきまして、自家用車などでの被災地域入りは、安全宣言が出されるまでお控えくださいますようお願い申し上げます。