人文社会科学単位
人間科学教育センター
文化的?社会的?言語的環境を学問的考察
人文社会科学単位は担当科目を3つの領域(文化?社会?教養演習(言語と文化))に
区分して、よりよく生きていくための深い理解を追求していきます
区分して、よりよく生きていくための深い理解を追求していきます
教育目標
人文社会科学単位では、われわれを取り巻く文化的?社会的?言語的環境を学問的考察の対象とするとともに、われわれ自身がよりよく生きていくためにそれらについて深い理解を学生たちに持ってもらうことを教育目標にしています。
開設科目
博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@の1群科目のうち、人文社会科学単位は担当科目を3つの領域(文化?社会?教養演習(言語と文化))に区分して、授業展開を行っています。

文化の領域
人文科学は私たちが自分自身を見つめ、自分のことを考え、自分のことを知ろうとする学問です。哲学、倫理学、宗教学、文学、芸術学などの学問分野が当てはまります。
開設科目:
哲学の楽しみ、科学を考える、芸術の楽しみ(音楽、美術)、倫理学、文学の楽しみ、信仰と救い
社会の領域
社会科学は私たちが社会の中で他の人たちとどう一緒に生きるかを考える学問です。社会学、政治学、経済学、法学、商学、歴史学、心理学、文化人類学などの学問分野が当てはまります。
開設科目:
心理学、環境を考える、政治のしくみ、歴史と人間、法律の役割、文化人類学、日本と国際社会、個人と社会、日本国憲法、経済のしくみ
教養演習系科目「言語と文化」
教養演習系科目「言語と文化A?B」では、ドイツ語?フランス語?オランダ語?中国語?韓国語という5種類の言語(英語以外の第2外国語)及びそれらの言語の文化的背景を学習する機会を提供しています。
開設科目:
言語と文化A(ドイツ語?フランス語?オランダ語?中国語?韓国語、文法中心)、言語と文化B(ドイツ語?フランス語?中国語、文化中心)
研究テーマ
人文社会科学単位では、多彩な研究活動が行われています。たとえば、下図のような研究テーマが探究されています。
人文科学分野
「言語の意味とは何か」 |
「科学技術と社会」 |
「音楽を通して世界を考える」 |
「医療における倫理」 |
「カフカの後期作品の構造分析」 |
「ベルギーとアイデンティティの多層性」 |
「ヨーロッパ文学の歴史」 |
社会科学分野
「グローバル時代の国際法」 |
「高齢社会における医療と福祉」 |
「青少年?若者の社会化」 |
「ロシア帝国における女子職業教育政策」 |
「読書と言語能力の関係」 |
教員紹介

一般教育部で、しっかりと大学の学びの土台を作っていきましょう。皆さんは博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@の学生ですが、社会を構成するひとりでもあります。私たちを取り巻く社会経済情勢と無縁ではいられません。専門領域の学びとともに、私たちの日々の暮らしに大きく影響してくる社会経済問題にも目を向け、どう対応していけばよいのかを自ら考えてほしいと思います。

私の研究対象である法は、不変ではなく、社会や時代に合わせて変化します。そのため、学問としての法学には、常に学び続ける姿勢が求められます。学び続けるためには、基礎と学び方が大事です。このことは、法学に限らず、他の学問分野も同様だと思います。皆さんが、一群科目の学びを通して基礎と学び方を身につけることをサポートしたいと思っています。

心理学は心を「科学的に」研究する学問です。私の授業では,基礎分野から応用分野まで幅広くカバーしつつ、生命科学?医療科学の学部が多い本学の受講生に合わせて「知能」「遺伝」といった刺激的なトピックも扱っています。前期と後期で授業内容が異なりますので,シラバスをしっかり確認して履修してもらえたらと思います。

大石 敏広
Ohishi Toshihiro
Ohishi Toshihiro
教授
専門分野
ウィトゲンシュタイン哲学、分析哲学、メタ倫理学、応用倫理学
担当
哲学の楽しみ、科学を考える、教養演習
哲学を専門としています。哲学では、世界の根本に潜む問題――たとえば、存在の意味や「私」の本質――について考えています。講義では、単なる知識の習得にとどまらず、その知識を基に論理的に思考し、自分の意見を多角的に展開して、他者との対話を促進する力、他者の意見を正確に理解し適切に対応する力を育むことを目指しています。教室という現場での直接的な対話を重視した対面講義を通じて、学生が主体的に問いを立て、深く考える場を提供しています。

生命倫理学では、生命科学技術の進展と人間性との調和を探究しています。生殖補助医療や安楽死、在宅ケアなど、生命倫理に託されたさまざまな課題を検討していくことによって、生と死という人間にとって限りなく深い問題を、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

専門はドイツ文学で、インゲボルク?バッハマンという作家を研究しています。あまりなじみのない分野ですが、ドイツ語やドイツ文学の作品のおもしろさが少しでも伝わるよう授業ができればと思っています。

皆さんとは主に「言語と文化」の授業でお会いすることになります。ドイツに長く滞在した経験を活かして、実体験に根ざしたヨーロッパ言語?文化教育を実践していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。専門はドイツ音楽史(17-18世紀)、趣味は時代劇鑑賞、楽器演奏(ヴィオラ、おたまとーん)、美味しく飲んで食べること。気軽に声をかけてください!

帝政期(18~20世紀初頭)ロシアの家族やジェンダー(男女の差異化プロセス)を研究しています。家族やジェンダーの規範や実態、それらの変容プロセスを解明し、ロシア史の新しい歴史像を得ることをめざしています。担当授業「歴史と人間」では、近世以降のヨーロッパや日本の社会史を、人口や結婚?家族を中心に講じています。

一般教育?教養教育での多様な学習や経験を通して、現在の私たちの社会の「常識」?「自明性の檻」から自由になり、人間の生き方と人間の作る社会の可能性について、「想像力の翼」(見田宗介『社会学入門』岩波新書、2006年)を獲得しましょう。皆さんと一緒に学び、対話することを楽しみにしています。

「言語と文化」という、いわゆる「第二外国語」に当たる科目を主に担当しています。第二外国語は大学ならではの科目で、本学ではドイツ語を始め様々な言語を学ぶことができます。外国語の習得に特別な才能は必要ありません。新しい外国語を学ぶことで、英語の仕組みもクリアに見えてえてきますから、英語に苦手意識のある?にこそ受講を勧めます。

1年間の教養の授業、他の学部の学生さんたちとの交流をぜひ楽しんでください。多彩な感性に触れ、視野を広げて、卒業後にも宝物となる多くの出会いや気づきがありますように。音楽をとおして皆さんと学びの場をご一緒できることを楽しみにしています。