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未来工学部が育成するπ型人材

幅広い学問分野、ビジネスに関する知識, データサイエンスを軸とする情報科学系の専門性, 医療、生命化学系の専門性

未来工学部データサイエンス学科において、将来の選択肢は生命科学系の領域だけにとどまりません。仮説を立ててデータを集め、加工?解析するデータサイエティストとしての本質的な能力やプログラミング能力は他でも十分に活かすことができます。

未来工学部が育成を目指すのは左図の「π型人材」です。
データサイエンスを軸とした情報科学系スキルと生命科学系スキルの2つの専門性を柱として、その他の分野に関する幅広い知識も有する人材となれば、活躍の可能性が広がります。また、興味関心があれば自分で縦の柱をもう一本伸ばして将来の選択肢を増やすことも可能です。

学びの6つのPOINT

  • POINT 01

    豊かな人間性を育む多様な基礎科目

    哲学や倫理学、芸術や文学などの文化面をはじめ、心理学や文化人類学、法律や経済、健康などの学びにも力を入れています。自己や他社、社会への関心を深めて豊かな人間性を育むこと、そして科学的論理的な思考を育むことが主な目的です。

    プラグラミング項目表
  • POINT 02

    ゼロから始めるプログラミング

    データサイエンティストにとって欠かせない知識?技術のひとつであるプログラミングを基礎から身につけることができます。自ら積極的に手を動かし、人工知能や機械学習に関するツールを使いこなせるようにする授業も豊富に用意しています。

    授業ピックアップ

    「プログラミングⅠ?Ⅱ」

    データサイエンスで広く使われているPythonを用いて行うプログラミング演習です。この演習により手作業では処理が難しいビッグデータを解析できるようになり、データサイエンスにおけるプログラミングの有用性を理解できます。

    「人工知能?機械学習入門」

    データから予測モデルを学習して様々な問題を解くことに利用する機械学習は、データサイエンスの全ての分野において必須の技術です。この講義では、機械学習とはどんなものかのイメージをつかむところから学習を開始し、機械学習の基本的な考え方や理論についての理解を深めていきます。

  • POINT 03

    医療現場を肌で感じる大学病院見学

    医療データの取扱いにおける倫理観や基礎知識を身につけるため、医療データの処理現場を実際に見学する機会を設けます。臨床医学を含む、医療分野で活躍するデータサイエンティスト像が明確にイメージできるようになるでしょう。

    授業ピックアップ

    「データサイエンスイノベーション演習」

    身近にある素材を用いた問題設定に関する自由な議論と、自らデータを取得し解析を通じた解決提案を、ローテーションのグループワークで実施し、問題解決技法およびデザインシンキングのエッセンス、データの見方(可視化の導入)と解析の基盤である数学的思考の重要性を実体験します。

    「医療統計分類論」

    医療の現場で生まれる様々なデータを扱う際の統一基準について学ぶ講義です。現役の医師や専門家を招き、現場での経験を踏まえた臨床研究や病院経営分析の解析をしてもらう特別講義も予定しています。

  • POINT 04

    実社会で必要となる専門技術の習得

    カルテなどの文字情報を解析する「テキストマイニング」や、様々な物質で観察される物理現象や生命現象のミクロダイナミクスや地球規模の巨大スケールで起きている現象を可視化する計算機シミュレーションの基礎を身に付ける「シミュレーションの基礎」など、データサイエンスを実社会で活用するための応用力を養う授業も豊富です。

    授業ピックアップ

    「テキストマイニング」

    生命科学系においても論文や電子カルテなど文章(自然文)を扱うことも多く、それを解析する方法として形態素解析から始め、コンピュータ上での文章の表現方法、最新の人工知能への活用について講義する。自身のPCで実際に大量の文章の解析を行い、知識を抽出するための手法を身につけます。

    「シミュレーションの基礎」

    科学のあらゆる分野で重要な研究手段となる計算機シミュレーションについて、コンピュータ?シミュレーションの歴史、数値シミュレーションや分子シミュレーション(モンテカルロ法、分子動力学法)の基礎、さらには最新の応用例などについて触れながら、各課題に対する基本方程式およびその解法について理解することで、シミュレーションの基礎を身につけます。

  • POINT 05

    生きた学びの場?インターンシップ

    医療や創薬、製造業などの企業を中心に、インターンシップを実施します。これまで身に付けた手法をフル活用し、リアルな現場が抱える問題の把握、その解決方法の探索を行うことで、より深い学修体験が得られます。

    授業ピックアップ

    「インターンシップ」

    企業等での実習をとおして、「現場での問題の把握とその解決方法の探索」について生きた学びを得るとともに、これまでの講義や演習で学んできたことがどのような形で社会に役立てられているかを理解し、自らの学びについて再考することを目的としています。

  • POINT 06

    ゲストスピーカーによる特別講義

    創薬企業や大手IT企業などの第一線で活躍するデータサイエンティストをゲストスピーカーに招き、特別授業を開講します。一緒に議論を行い様々な意見を交わすことで、現場の生の声を学びの中に取り入れます。

    授業ピックアップ

    「未来工学特別講義」

    未来工学部では現在まだ顕在化されていない、しかしながら将来我々の生活に重要な影響を与える可能性のある問題をいち早く見出し、既存のそして必要であれば将来役立つ技術の開発を進める。この特別講義では、学内外からこのような問題意識を持つ方をゲストスピーカーとして招き、将来本学部が取組む潜在的な課題とその解決方法について講義と議論を行います。研究の現場でこれから学ぶデータサイエンスがどのように利用されているのかについての理解を深めるとともに、社会で活躍するイメージを高めてもらうことを企図して実施する講義です。

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