当研究部では探索的な早期臨床研究から市販後調査まで、新薬開発の様々な段階における研究及び支援を行う臨床試験センター、治験のみならず特定臨床研究や再生医療など様々な臨床研究に対応した事務局、さらに再生医療を含めた基礎的な研究を行うバイオメディカルラボを有しております。
近年、治験だけでなく、特定臨床研究や再生医療など様々な形態で薬剤開発が行われておりますが、当院では大学病院の中に設置されていること、早期臨床試験に対応する試験センターを有していること、再生医療やP2ラボによる操作が可能な施設であることから、様々なプロトコルに柔軟に対応することができます。また、各診療科と連携をすることで、高度な専門知識を必要とする治験にも対応しております。
また当院の事務局では通常の治験審査のほか、観察研究から医師主導治験、再生医療まで、様々な臨床研究の審査に対応しております。特定臨床研究については本学相模原キャンパスにおいて認定臨床研究審査委員会が設置されており、学内案件として審査していただいておりますので、治験だけでなく臨床研究全般についてご相談ください。
本研究部は1987年に(社)北里研究所内に設立された旧バイオイアトリックセンターが祖となっております。その後、1999年にほうせん診療所と統合し、旧臨床薬理研究所と名称を変更し、さらに2013年4月に臨床薬理研究所と北里研究所病院が統合し病院内に元々あった研究部門と統合し、バイオメディカルリサーチと名称が変わりました。2015年12月に現在の体制となり、病院内の1組織として治験、臨床研究、再生医療、基礎研究の機能を持った研究部として発足しました。