医療系研究科在学生が第35回日本成長学会学術集会で若手優秀演題賞を受賞しました。

本学修士課程1年の恒川菜織子さん(指導教員:高平尚伸 教授)が、第35回日本成長学会学術集会(2024年10月19日:北海道大学学術交流会館)にて研究発表を行い、若手優秀演題賞を受賞しました。

恒川さんは、『小学校高学年の肘外側上顆骨端線ステージと Peak height velocity の関連』について発表を行いました。

最大身長増加速度年齢 (PHVA) は発育スパートを迎える年齢をさし、子どもの発育発達を観察する上で重要になります。PHVAの評価法の一つである骨成熟は、超音波画像装置 (エコー) を用いることが多くなってきています。
そこで、本研究の目的は、エコー画像による肘外側上顆骨端線とPHVAの関連を明らかにすることとしました。

本研究にて、肘外側上顆の骨成熟をエコーにて観察することができ、骨端線の閉鎖がPHVA付近に達する可能性があるという初めて見解を示しました。

今後は骨成熟の時期の推定にさらなる検討が必要であるため、研究を進めてまいりたいと思います。