研修リポート News
新人看護職員フォローアップ10月研修
新人看護職員フォローアップ10月研修を実施しました。
研修の内容
- シミュレーション演習
講師:新人教育担当者 - 講義
「看護師としてのキャリア」
講師:看護研修?教育センター長、新人教育担当者 - グループワーク
「自分の目指す看護師像?そのためにしたいこと」 - 演習
「T-PAS」
講師:テルモ株式会社 職員
シミュレーション演習
目標:「複数患者のフィジカルアセスメントを行い、優先順位を考え対応することができる」
はじめに、ブリーフィングで、病室環境や患者紹介、シミュレーションの流れの共有をし、その後グループワークで、事前学習レポートを活用しながら、フィジカルアセスメントをするために必要な情報を確認しました。
演習は、患者4名をアセスメントするシミュレーションを2回行います。
1回目は、患者1名ずつ担当看護師を決め、順番に各患者の問診?フィジカルイグザミネーションを行いました。
その後、実際に得た情報をふまえて、この患者4名に定時ラウンドを行うことを想定し、各患者の「フィジカルアセスメント」「注意して観察すること」「看護師の対応」をディスカッションし、ラウンド時のフィジカルアセスメントにおける優先順位を決めました。
実際に考えた優先順位の通りにラウンドを行い、2回目のフィジカルアセスメントと、看護師として状況に応じた対応をシミュレーションで行いました。
講義:看護師としてのキャリア
看護師としてこれからどのような道に進み、どのようなキャリアを積むことができるのか、クリニカルラダーver.2の説明とともに、先輩看護師の体験談を交えた講義を受けました。
グループワーク:自分の目指す看護師像?そのためにしたいこと
入職した4月にも同じ内容でグループワークを行いました。
半年が経ち、4月に思い描いていた「目指す看護師」に向けて、実践できていたかをグループで振り返ることで半年の成長が実感できました。今後の目標も明確にすることができ、仕事へのモチベーションも高まりました。
演習:T-PAS
輸液ポンプやシリンジポンプはすでに実際に使用している人も多いですが、今回は、復習と正しい取り扱い方の再確認のために、輸液ポンプの「フリーフロー」、シリンジポンプの「サイフォニング」体験、ポンプの「圧解除」について演習を行いました。
研修の感想
- シミュレーション演習は、臨床現場に近い環境で緊張感もあり、グループで話し合うことで自分では気づけなかったアセスメントの視点や観察項目を学ぶことができた。
- フィジカルアセスメントから患者の状態変化を予測して、優先順位を考える大切さを学べた。
- 輸液ポンプ、シリンジポンプの復習ができた。リスクをしっかりと考え安全に取り扱っていきたい。
- グループワークは、この半年を振り返る良い機会になった。目の前の業務のことで精一杯だったが、これからは、目標を意識しながら看護していきたい。
- グループで共有できたことがとても刺激を受け、モチベーションが上がった。
2017.11.13