平成29年度 博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術?術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1710 710 757 1173 2076 2773 4969 6926 2884 241
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x299x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術?処置等21あり 69 13.61 23.51 36.23 0
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術?処置等2なし 副傷病なし 61 5.1 6.18 0 0
140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術?処置等21あり 46 10.41 11.5 13.04 0
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 42 9.71 5.94 7.14 7.24
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術?処置等2なし 39 8.31 11.49 0 0
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 198 17.08 23.14 25.25 63.37
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方又は後側方固定等 手術?処置等1なし 60 23.62 22.08 40 68.85
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 54 19.74 25.09 22.22 72.67
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術?処置等2なし 46 18.15 17.28 26.09 69.63
180040xx97x0xx 手術?処置等の合併症 その他の手術あり 手術?処置等2なし 42 25.67 15.25 45.24 68.67
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術?処置等2なし 92 2.17 3.29 0 70.57
140140xxxxxxxx 口蓋?口唇先天性疾患 58 11.88 9.64 0 5.76
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術?処置等1なし 31 5 4.86 0 49.23
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術?処置等2なし 29 13.28 8.5 0 70.97
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり 26 2.54 3.32 0 40.04
当科は開設から40年以上経過しており、豊富な診療実績を誇る施設となっています。オールラウンドに診療を充実するよう努め、特に顎顔面、口唇口蓋裂、腫瘍、手外科、マイクロサージャリー、美容外科ではそれぞれ専門スタッフが主体となって診察、手術を行っています。
最近では眼瞼疾患、特に加齢に伴う眼瞼下垂の手術が増えています。機能的障害を改善するのみではなく、整容面にも配慮しながらそれぞれの患者さんに見合った手術を行っています。口唇口蓋裂は大学病院でありながら、各科の連携が取りやすい本当の意味でのチーム医療を目指し治療を行っています。また『口唇口蓋裂?親の会』を開催し、各スタッフからの講演と親同士の交流会を通して疾患や治療に対する理解を深め、治療の向上に努めています。皮膚悪性腫瘍に対しては皮膚科、放射線科と共に治療にあたり、近隣医療機関からの紹介も多く、治療件数も年々増加しています。なお、悪性腫瘍に限らず良性皮膚腫瘍や脂肪腫、ガングリオンなども治療を行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術?処置等1あり 手術?処置等2なし 61 3 3.14 0 61.23
010010xx01x00x 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術?処置等2なし 副傷病なし 43 19.28 21.61 4.65 48.91
010020x099x00x くも膜下出血、破裂脳動脈瘤(JCS10未満) 手術なし 手術?処置等2なし 副傷病なし 23 3 9.17 0 57.04
010030xx01x00x 未破裂脳動脈瘤 脳動脈瘤頸部クリッピング等 手術?処置等2なし 副傷病なし 21 12.81 15.61 0 62.43
010010xx01x7xx 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術?処置等27あり 19 66.37 69.07 5.26 65.11
脳ドックや頭痛等の軽微な症状に対するMRIを用いた血管撮影により未破裂脳動脈瘤が多く発見されるようになった。当科では脳動脈瘤に対して開頭クリッピング術と脳血管内治療の両方の立場で充分な検討を行った上で、より安全で確実な方法を用いて根治的治療を行っている。2017年度の未破裂動脈瘤に対しては、22件が開頭クリッピング術で10件が脳血管内治療であった。破裂動脈瘤に対しては、25件が開頭クリッピング術で32件が脳血管内治療であった。脳腫瘍に対しては、覚醒下手術?電気生理学的脳機能モニタリング?ニューロナビゲーションシステム?蛍光診断?蛍光血管撮影?術中血管撮影?術中CT等を駆使して、安全で確実な摘出術を行ない、術後放射線化学療法を追加している。多くの治験に参加しているのも特徴である。悪性脳腫瘍の比率が高く、最終的な方向性を考えた上で治療を進めている。2017年度の頭蓋内腫瘍摘出術は110件行なっている。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術?処置等2なし 199 9.95 12.35 0.5 69.57
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 18 7.83 9.85 0 57.94
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術?処置等2なし 副傷病なし 18 8.28 10.04 0 31
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔?胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術?処置等2なし 12 8.5 11.03 0 60.75
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術?処置等2なし 副傷病なし - - - - -
呼吸器外科は、胸部において心臓、食道以外のすべての臓器の疾患を対象に、手術を中心とした治療を行っています。原発性肺癌に対する手術が最も多く全手術症例の約8割を占めています。その他、縦隔腫瘍、転移性肺腫瘍、気胸などに対する手術を行っております。いずれも低侵襲な胸腔鏡下手術が中心で、術後の退院までの期間は4~7日です。原発性肺癌に関しては、肺癌診療ガイドラインに準拠し、かつ、個々の患者さんのリスクを詳細に評価した上で手術の適応や術式を決定しています。心臓や腎臓の病気があり、手術のリスクが高いと思われる場合も、他科と連携し安全に手術を行っています。また、呼吸器内科、放射線治療科とカンファレンスを行い、必要ならば、手術の前後に化学療法や放射線治療を加え、積極的に根治を目指した治療を行います。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術?処置等2なし 92 9.29 12.51 2.17 74.58
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術?処置等1なし、1,3あり 手術?処置等2なし 副傷病なし 57 3.74 11.21 0 72.79
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術?処置等1なし、1あり 手術?処置等2なし 副傷病なし 53 5.75 5.68 1.89 73.7
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術?処置等1なし 手術?処置等21あり 副傷病なし 31 22.94 23.93 0 68.16
050161xx97x10x 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術?処置等21あり 副傷病なし 16 37.88 28.04 31.25 63.31
当科は大学病院としては日本では数少ない「新生児から高齢者まで、心臓から末梢血管まで」を網羅する心臓血管外科です。新生児に対するJatene、Norwood手術、超低出生体重児に対する胸腔鏡下動脈管クリッピングなどの症例から、成人の低侵襲右小開胸僧帽弁?大動脈弁手術、僧帽弁形成、自己弁温存大動脈弁基部置換術、胸部?腹部大動脈瘤に対するステントグラフト手術などを数多く行っています。急性大動脈解離などの緊急症例は365日24時間体制で受け入れています。また、当院ではペースメーカー手術を心臓血管外科と循環器内科が協力しながら手術室で行っております。診断群分類別患者数で最も多いのは血管外科領域の腹部大動脈手術で、2017年は腹部大動脈手術100例中92例がステントグラフトを用いた手術でした。また、上記の背景からペースメーカー手術も多数行われており、その他末梢血管手術、弁膜症手術、大動脈解離に対する手術などが数多く行われています。
詳細につきましては当科ホームページ
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/SKA/cv-surg/index.html
もしくは年報
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/SKA/cv-surg/shared/pdf/2017.pdf
を御参照ください。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 23 3 8.33 0 2.04
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 13 4.69 5.56 0 10.15
140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり - - - - -
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 - - - - -
14044xxx03x1xx 直腸肛門奇形、ヒルシュスプルング病 鎖肛手術 肛門膜状閉鎖切開等 手術?処置等2あり - - - - -
小児外科の入院手術でもっとも多いのは鼠径ヘルニアで,年間140例前後の手術を行っています.2泊3日の入院で手術を行っていますが,DPCから外れるため,この表には現れません.鼠径部アプローチで手術を行っていますが,約1cmの創で手術を行っており,安全な手術が可能で整容面でも腹腔鏡手術とそん色ないと考えています.「腹壁瘢痕ヘルニア等」とあるのは臍ヘルニアです.最近乳児期早期から外来通院での圧迫療法を行い,整容面でも優れていますが,乳児期後期以降の受診例など整容面で気になる際は2泊3日の入院で臍形成術を施行しています.創が臍内に隠れるような術式を工夫しています.虫垂炎は,虫垂周囲膿瘍を伴わないもの伴うものも合わせ年間30例前後の入院があります.1回の入院での治療完遂,総治療日数の短縮のため,虫垂周囲膿瘍の有無に関わらず緊急手術の方針としています.腹腔鏡下虫垂切除術を採用し,膿瘍を伴わない虫垂炎では術後3日目の退院が可能です.ただし,軽症例に対しては保存治療を選択しています.停留精巣に対しては,精巣機能障害ができるだけ進行しないよう1歳前後で手術を行っています.入院は2泊3日で,術後は思春期までは精巣の発育を観察しています.
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり片眼 385 4.7 8.51 0 65.57
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 302 8.43 10.21 0 54.62
020150xx97xxxx 斜視(外傷性?癒着性を除く。) 手術あり 189 3 3.28 0 30.48
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術?処置等2なし片眼 101 5.88 7.96 0 56.03
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 95 3.08 5.9 0 73.41
当科は緑内障、白内障、網膜?硝子体疾患、角膜?屈折矯正、斜視?神経眼科等、幅広い眼疾患に対して、 各分野に熟練した専門医を擁し高度な医療を提供しております。特に緑内障手術を筆頭に、多くの症例数と高い治療水準を誇ります。入院される患者様の多くは手術目的であり、いずれの手術もクリニカルパスを導入しており全国平均よりも短い入院日数での手術加療が可能となっています。DPC14桁コードのない短期滞在3を算定する白内障については集計対象外の為に計上はしておりませんが、白内障手術についても2泊3日の入院による片眼もしくは両眼同日手術や日帰り手術により、数多くの手術件数を誇っております。重症度や緊急性の高い患者様の診断?治療を迅速、的確かつ安全に行い、症状の落ちついた患者様は地域の医療機関で診ていただけるよう病診連携にも力を入れ、患者様の通院の負担を軽減できるよう努めております。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 136 7.18 8.01 0 16.82
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 88 6.35 7.23 0 56.58
030150xx97xxxx 耳?鼻?口腔?咽頭?大唾液腺の腫瘍 手術あり 76 7.11 7.58 0 56.08
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術?処置等1なし 手術?処置等2なし 副傷病なし 73 15.3 13.7 0 68.27
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 66 6.3 5.48 0 44.2
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術?処置等1なし 手術?処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 30 20.53 16.38 40 67.5
010110xxxxx40x 免疫介在性?炎症性ニューロパチー 手術?処置等24あり 副傷病なし 21 19.48 16.95 19.05 53.67
010130xx99x4xx 重症筋無力症 手術なし 手術?処置等24あり 19 17.95 19.29 5.26 44.47
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術?処置等1なし 手術?処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 18 16.5 16.51 22.22 69.56
010090xxxxx00x 多発性硬化症 手術?処置等2なし 副傷病なし 16 15.44 13.98 6.25 49.19
神経内科は、社会の認知度を上げるため、また精神科や心療内科との差別化を図る目的で「脳神経内科」と、日本神経学会での総意のもとに標榜科を変更することとしました。聞きなれない診療科かもしれませんが、診療内容はこれまで通り脳梗塞や髄膜炎など急性疾患から、パーキンソン病やALSと言った難病である慢性期の疾患を診ております。そして一般的な症状の「歩きにくい」や「頭痛」?「めまい」?「しびれ」に対応し、その原因を調べ治療しています。
?脳梗塞について
脳梗塞は、脳の血管がつまって生じる疾患です。血管がつまる3大原因として、動脈硬化?心臓の不整脈(心房細動)?高血圧があり、それぞれアテローム血栓性梗塞?心原性脳塞栓?ラクナ梗塞と呼ばれます。それらは再発予防法が違うため、きちんと診断することが大切です。また、発症から4.5時間以内であれば血栓を溶かす治療(血栓溶解療法)を受けられる可能性があります。6時間以内であればカテーテルによる血管内治療を受けられる可能性もあります。とにかく早く受診していただく事が大切で、救急隊に連絡してください。これらの再還流療法を受けた4~5割の方が、ほとんど後遺症なく退院されてます。脳梗塞を疑う症状としては、①半側の顔の麻痺 ②呂律の回りにくさ?言葉の出にくさ ③片側の手足の動かしにくさです。
?免疫介在性?炎症性ニューロパチーについて
「免疫介在性ニューロパチー」は聞きなれない疾患ですが、脳と顔面?手足をつなぐ電気のコード(末梢神経)が、自分の体で作られた蛋白(抗体)により障害を生じる病気です。急性と慢性のタイプがあります。急性タイプは風邪や下痢になった約1週間あとから、手足の力が日に日に入らなくなるギラン?バレー症候群と呼ばれる疾患です。重症では呼吸や飲み込みも障害され命にかかわります。慢性タイプは四肢の痺れと脱力が何度も繰り返し生じるCIDPと呼ばれる疾患です。昔は有効な治療法がありませんでしたが、現在は早期の点滴治療(免疫グロブリン大量療法やステロイド)や血漿交換が効果を示します。これらの疾患も早期の治療が大切です。
?多発性硬化症は、中枢神経における電気のコードに当たる髄鞘が、自分自身の免疫により攻撃され障害される疾患です。脳神経細胞の存在する領域ならどこでも症状の出現する可能性があり、視神経や脳?脊髄のあちこちが多発性に何度も障害されるのが特徴です。若い方から発症し、何度も繰り返すと後遺症が積み重なり寝たきりとなってしましますが、最近では早期に疾患修飾薬を導入することで、予後を大幅に改善するとが可能となってきております。
?てんかんは子供に多いと思われがちですが、高齢となって発症することも多く、脳血管障害や認知症に伴ってけいれん発作を生じることが意外と少なくありません。最近は新規の抗てんかん薬が使用可能となり、以前よりけいれん発作のコントロールが良好となっております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 134 8.16 8.95 0 67.26
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 75 12.68 11.73 1.33 60.75
080090xxxxxxxx 紅斑症 52 16.29 10.37 1.92 57.63
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術?処置等2なし 43 4.16 8.5 0 75.7
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 27 13.74 10.5 0 43.15
皮膚科では髄膜炎や眼症状、聴神経や顔面神経や運動神経などの神経麻痺症状を合併した帯状疱疹の患者様や、悪性腫瘍などの免疫低下状態に合併した重症帯状疱疹患者様を入院で加療しています。次いで、糖尿病、膠原病、血管炎などの全身疾患による易感染性を持つ患者様に発症することの多い皮膚の急性膿皮症の患者様の治療を行っています。さらに、薬疹などの紅斑症、アトピー性皮膚炎などの湿疹?皮膚炎群の治療を積極的に行っています。また、外来での切除が困難な粉瘤や外毛根鞘性嚢腫や脂肪腫などの皮膚良性腫瘍や、将来的に悪性腫瘍発生の可能性がある脂腺母斑や色素性母斑などの皮膚良性腫瘍の患者様の外科的な腫瘍摘出術を入院で行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110420xx97xx0x 水腎症(その他) その他の手術あり 副傷病なし 181 2.33 5.17 1.1 57.43
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術?処置等2なし 95 9.84 12.92 0 65.67
110080xx9906xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術?処置等1なし 手術?処置等26あり 87 4.08 4.18 0 70.1
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術?処置等1なし 手術?処置等2なし 76 7.2 7.31 0 73.66
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群?慢性間質性腎炎?慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術?処置等2なし 副傷病なし 54 2.76 8.5 0 65.89
泌尿器科では結石や腫瘍、狭窄などによる尿管通過障害となる水腎症に対し、尿管ステント留置術や腎瘻造設術、腎盂形成術を目的に入院される患者様が最も多くなっています。また、当科は従来より前立腺がん、膀胱がん、腎がんなど泌尿器がんの治療に積極的に取り組んでいることから、これらの治療を目的に受診される患者数が上位を占めています。初期の泌尿器がんに対しては内視鏡手術やロボット支援手術、最新の放射線療法による低侵襲治療を、進行がんに対しては新規薬剤を駆使した集学的治療を行うなど、個々の患者様のニーズに合わせた治療法が選択できる体制を整えております。また、設立当初より終末期腎不全に対する治療にも取り組んでおり、腎移植や血液透析に必要なシャント造設術など外科的処置や保存的治療にも積極的に携わっております。
産科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術?処置等2なし 31 18.9 20.41 16.13 30.68
120140xxxxxxxx 流産 28 1.96 2.43 0 34.36
120180xx02xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 骨盤位娩出術等 26 5.88 8.64 0 32.08
120180xx99xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 23 6.09 6.7 4.35 34.78
120165xx99xxxx 妊娠合併症等 手術なし 19 11.11 12.02 0 32.68
総合周産期母子医療センターである当施設では、通常の妊娠分娩管理に加え、多様な合併症を持つ妊婦さんや胎児の管理を行っています。
NICUや小児外科、心臓血管外科等専門各科と連携した診療が特徴です。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸?体部の悪性腫瘍 手術なし 手術?処置等24あり 副傷病なし 136 5.52 4.98 0 56.89
12002xxx01x0xx 子宮頸?体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術?処置等2なし 55 13.05 12.94 0 54.36
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 開腹によるもの等 48 10.54 10.27 2.08 51.54
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 40 10.38 9.91 0 46.75
12002xxx99x2xx 子宮頸?体部の悪性腫瘍 手術なし 手術?処置等22あり 31 3.68 18.64 0 65.65
当院は神奈川県北西部の婦人科悪性腫瘍診療の中心的役割を担っており、子宮頸癌、体癌、卵巣癌を中心に、婦人科悪性腫瘍の診療を多数行っています。治療症例数は全国の大学病院の中でも上位となっています。子宮頸癌の初回治療は手術または放射線療法、子宮体癌の初回治療では手術が中心ですが、子宮頸癌、体癌とも進行例、再発例では化学療法を行っています。子宮頸癌に対する放射線治療では、一時的な数回の短期入院は必要となりますが、外来治療も行っています。一方、子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣腫瘍などの良性腫瘍症例に対する手術も多数行っています。以上の状況を反映して、子宮頸癌、体癌に対する化学療法、手術、放射線治療、子宮良性腫瘍に対する手術、良性卵巣腫瘍に対する手術などの入院回数が多くなっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術?処置等1なし 手術?処置等24あり 副傷病なし 261 14.41 11.99 0.38 68.85
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術?処置等1なし 手術?処置等2なし 副傷病なし 104 15.68 14.6 19.23 72.43
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術?処置等2なし 80 22.28 19.65 11.25 73.04
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術?処置等1あり 手術?処置等2なし 75 6.87 3.59 1.33 69.48
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術?処置等1なし 手術?処置等25あり 63 17.67 18.99 0 68.33
呼吸器内科では肺癌化学療法導入のための入院が最も多くなっています。通常、肺癌の病理診断、病期診断のための気管支内視鏡検査や画像検査は、リスクが少ない場合には外来で行います。肺癌と診断され治療として化学療法が選択された場合、副作用などを確認するために初回治療はほとんど入院で行っています。2回目以降は副作用が管理可能であれば外来で治療を継続しています。肺癌では、全身管理や症状緩和のために入院される患者さんも多く、このような場合には治療継続のため転院の比率が高くなっています。間質性肺炎は、急激に悪化(急性増悪)した場合、予後不良であり、入院の上ステロイド大量療法や免疫抑制剤の投与を積極的に行っています。改善した場合にも酸素療法の導入が必要になることが多く、その後の療養のため転院が必要になることがあります。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術?処置等11あり 手術?処置等2なし 副傷病なし 352 3.26 3.03 0 68.12
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術?処置等2なし 307 5.17 5.3 0 62.51
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術?処置等1なし、1,2あり 手術?処置等2なし 副傷病なし 263 4.08 4.62 0 68.75
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術?処置等12あり 手術?処置等2なし 副傷病なし 180 3.31 3.19 0 69.63
050080xx9910xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) 手術なし 手術?処置等11あり 手術?処置等2なし 87 6.38 5.96 0 75.83
症例数一位三位四位は狭心症などの虚血性心疾患患者です。この中には冠動脈インターベンション治療の適応は、冠動脈の内圧を測定して整理的狭窄か否かを判断するFFRなどの診断法を行うことにより厳格に判断しています。
症例数二位は頻脈性不整脈に対するカテーテル治療です。薬物抵抗性の不整脈、あるいは心房細動に対する肺静脈隔離術の需要の増加などを背景にカテーテルによる治療が必要な患者が増加してきています。
症例数五位は弁膜症です。高齢化を背景に、大動脈弁狭窄症をはじめとする弁膜症による患者の検査?治療共に増加傾向にあります。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群?慢性間質性腎炎?慢性腎不全 手術なし 手術?処置等1あり 副傷病なし 49 7.71 7.35 0 54.06
110280xx99000x 慢性腎炎症候群?慢性間質性腎炎?慢性腎不全 手術なし 手術?処置等1なし 手術?処置等2なし 副傷病なし 44 13.11 12.23 2.27 68.86
110280xx99010x 慢性腎炎症候群?慢性間質性腎炎?慢性腎不全 手術なし 手術?処置等1なし 手術?処置等21あり 副傷病なし 37 17.54 14.55 5.41 68.43
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術?処置等2なし 21 26.1 22.12 0 52
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群?慢性間質性腎炎?慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術?処置等21あり 20 38.3 36.38 30 71.65
当科では、①非透析期の慢性腎不全悪化に対する治療、②急性慢性腎疾患の腎生検と原疾患治療、③慢性維持透析開始入院診療が多い。内容的には原発性、続発性(膠原病、血管炎)腎炎、尿細管間質性腎炎、糖尿病性腎症、遺伝性疾患、腎移植後腎障害等、多様な診療を行っており、外部医療機関からの紹介が多い。これまでの腎炎、腎生検クリニカルパスに加え、安定している維持透析患者様に対するクリニカルパスも開始した。また、非透析期慢性腎不全悪化を抑えるための短期腎不全教育入院プログラムを、クリニカルパス運用と合わせて開始した。これらの治療自体は円滑に運んでいるが、高齢者増加により自宅退院が困難なケースがやはり多く連携後方病院の更なる確保が課題である。
救急医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術?処置等2なし 副傷病なし 128 3.18 3.58 8.59 39.76
161070xxxxx10x 薬物中毒(その他の中毒) 手術?処置等21あり 副傷病なし 30 4.27 6.19 6.67 38.9
160100xx99x00x 頭蓋?頭蓋内損傷 手術なし 手術?処置等2なし 副傷病なし 25 6.56 7.34 4 31.08
010020x102x1xx くも膜下出血、破裂脳動脈瘤(JCS10以上) 穿頭脳室ドレナージ術等 手術?処置等2あり 19 43.11 40.58 42.11 64.42
010040x101x1xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 脳血管内手術+脳動静脈奇形摘出術等 手術?処置等2あり 19 43.47 39.72 84.21 56.79
救命救急?災害医療センターでは、地域の救急医療の最後の砦を担うために救急隊や地域の医療機関からの依頼の重症患者は原則、全例を受入れることとしています。2017年度の患者数は、約2600件/年で、67.5%が内因性疾患、32.5%が内因性疾患でした。特に心肺停止状態での搬送が731例、ショックでの搬送が172例でした。疾患分群類では急性中毒が最多で、これは精神疾患の合併や自殺企図など多様な問題があるため地域の医療機関から多く依頼されていました。また、頭蓋?頭蓋内損傷や脳血管疾患などで脳神経外科医の関与が必要な症例も多く、地域の医療事情を反映していると推察されます。急性中毒や頭部外傷は、平均年齢が30~40歳で平均在院日数も1週間以内と短い傾向が見られましたが、脳血管障害は平均年齢が高く、平均在院日数も1か月を超えていました。さらなる重症患者を受け入れるためには、平均在院日数を短くすることが必要で、空床確保が当センターの課題となっています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術?処置等24あり 副傷病なし 71 22.77 16.48 0 64.31
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術?処置等24あり 副傷病なし 38 54.03 33.42 2.63 64.79
130030xx99x30x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術?処置等23あり 副傷病なし 32 12.84 17.04 3.13 59.06
130030xx99x50x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術?処置等25あり 副傷病なし 31 18.71 13.89 0 66.16
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術?処置等22あり 22 53.36 40.97 0 57.18
当科は東京都西部(町田市)と神奈川県央部(相模原市)の造血器悪性腫瘍診療の中心的役割を担っており、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの診療を行っています。治療が必要な場合、初回治療は副作用の確認のため入院にて行っていますが、その後外来治療が可能な状況であれば、できる限り治療は外来で継続しています。
入院病棟では必要に応じて高度の化学療法に対応できる無菌室での治療を行っており、また外来では専門スタッフの揃った化学療法室での治療を行います。
当科が担当するエリアは血液疾患の診療可能な施設が少ないため、関連施設との連携診療を行っています。大学病院以外での診療が可能な場合には転院をお願いさせていただくことがありますので、御協力をお願いします。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ?粘膜切除術 手術?処置等2なし 223 7.14 8.73 0 73.91
060050xx97x0xx 肝?肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術?処置等2なし 190 8.8 11.44 1.58 72.23
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術?処置等2なし 副傷病なし 156 5.76 10.61 5.13 71.87
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術?処置等24あり 副傷病なし 138 7.38 9.69 0.72 69.86
060050xx0300xx 肝?肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等 手術?処置等1なし 手術?処置等2なし 99 6.93 8.43 0 70.86
食道表在がん?早期胃がんに対する内視鏡治療に対して全国でも有数の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っています。大きな病変でも一括切除を行うことで遺残再発がほとんどない確実な治療を行えることが利点であり,周辺施設から多くの患者様の紹介を受け入れています。胆膵領域の悪性病変は一般的に早期発見が困難であり,診断や治療には高い専門性が求められます。当科は数多くの胆道がんや膵臓がんの内視鏡診断,治療を行うのみでなく,治療が困難な巨大結石や難治性の良性胆管狭窄等に対しても積極的な治療を行っています。そして,外科,放射線科,麻酔科などの診療科や他職種と連携したチーム医療を実践し,すべての消化器疾患の集学的治療対応が行える専門医療機関として重要な役割を果たしています。
詳細につきましては当科ホームページ
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/SKA/syokakinaika/
を御参照ください。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術?処置等1なし 手術?処置等2なし 副傷病なし 111 12.87 15.61 0.9 69.14
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術?処置等2なし 90 14.37 17.27 0 68.01
060040xx02x00x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術?処置等2なし 副傷病なし 67 14.66 17.49 0 64.21
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術?処置等26あり 副傷病なし 41 3.66 4.38 0 66.32
060040xx03x00x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 直腸腫瘍摘出術(ポリープ摘出を含む。)等 手術?処置等2なし 副傷病なし 40 10.73 12.69 2.5 62.25
当科での入院目的は,手術治療,抗癌剤治療,放射線治療,外科的処置および緩和治療です.患者数はDPC分類に基づき記載されているため部分的な数字となります.各領域の専門性を重視し,良性疾患,炎症性疾患や各消化器癌を中心に低侵襲手術である腹腔鏡下手術を積極的に導入しています.また,看護師や薬剤師,栄養師,臨床検査技師等の多職種間の連携をとりチーム医療を実践し,個々の患者様に対して最善の医療を提供しています.

?結腸の悪性腫瘍(手術,手術なし),直腸肛門の悪性腫瘍(手術,手術なし)
大腸癌の年間手術数は約270件(結腸癌170例,直腸癌100例)であり,約95%の症例を腹腔鏡下手術で施行しています.また,手術後の再発症例や治癒切除不能症例に対する化学療法および放射線治療も行っています.

?胃の悪性腫瘍(手術)
胃癌の年間手術件数は約141症例で,その内の約65%の症例に対して低侵襲である腹腔鏡下手術を導入しています.
膠原病リウマチ内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術?処置等2なし 53 35.58 17.16 3.77 52.08
070560xx99x6xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術?処置等26あり 14 20.86 27.2 0 49.5
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術?処置等2なし 13 35.46 19.65 7.69 73.15
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし - - - -
070560xx97x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術あり 手術?処置等2なし - - - -
当科は、神奈川県央?北部や横浜市北、東京都町田市?八王子市、山梨東部富士五湖地域からの通院患者の診療を担っており、その診療対象は膠原病?膠原病類縁疾患?リウマチ性疾患などの自己免疫性疾患である。その中でも多臓器に病変を有する重症例で入院患診療が必要となるため、入院患者の多くを占めています。強力かつ有効な治療が可能となってきたため寛解又は完治に到達する症例が増えましたが、その方法は高度かつ特殊化したものが多いこと、合併症への対処などにより入院期間が長くなりました。特に、間質性肺炎を合併した皮膚筋炎やANCA関連血管炎などでは、強力な免疫抑制治療に加え呼吸管理や感染症などの合併症へ対処のため入院期間が長くなりました。これらのDPCコード群では、高齢で、併存疾患を有する症例が多かった点も在院日数が長くなる一因だと推測しています。このため、退院へ転院し退院を目指す症例が多くなってきました。しかし、免疫抑制治療の特殊性や稀少性そして継続が必要なことが障害となり、転院率は3-5パーセントでした。ステロイド治療抵抗性の皮膚筋炎などの難治重症例では大量ガンマグロブリン静注療法を行うことがあります。この場合、単回の入院期間で治療を完了することは不可能で、外来診療と連携した計画的な入院加療が必要になります。この実施により、このDPCコード群では8日間在院日数が短くなっていると分析しています。その他、強力な免疫抑制薬や分子標的治療薬の使用に伴い、感染症やリンパ増殖性疾患など公開した指標に含まれない症例が増加傾向にあります。
乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術?処置等2なし 114 8.56 6.37 0 59.32
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術?処置等2なし 93 11 10.15 0 58.33
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術?処置等24あり 副傷病なし 83 7.39 4.49 0 53.66
100020xx01x0xx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除等 手術?処置等2なし 73 6.84 9.2 0 58.33
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術?処置等2なし 66 12.56 11.45 1.52 56.7
乳癌において入院となる治療は、手術と化学療法となります。術前の治療を含め化学療法の適応となる患者は多く、当院では安全な治療を目的として初回を入院で行っていることもあり手術なしのDPC群が多くなっています。近年では集学的な治療による予後の向上が認められており、当院でも手術だけではなく化学療法やホルモン療法、放射線療法を併用した治療を行っています。手術においては、総数では乳房温存術が多数ですが腋窩郭清の有無を分けると乳房切除術が多数となります。また、保険適応になった乳房再建術にも対応しています。甲状腺疾患は手術療法を中心に行っていることから、甲状腺癌の件数が上位となります。この他、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や副甲状腺機能亢進症などの良性疾患の手術も行っています。
内分泌代謝科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術?処置等21あり 副傷病なし85歳未満 55 13.38 14.27 0 57.44
100180xx99000x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術?処置等1なし 手術?処置等2なし 副傷病なし 48 4.6 5.76 0 56.75
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術?処置等21あり 副傷病なし85歳未満 36 14.25 14.63 2.78 63.22
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術?処置等21あり 副傷病あり85歳未満 34 16.15 15.63 2.94 63.71
100060xx99x100 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術?処置等21あり 副傷病なし85歳未満 23 11.39 13.34 0 43.04
博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@病院診療圏には糖尿病?内分泌?代謝疾患を扱う入院施設が少ないため、これらの疾患を有して手術や合併症に対する専門治療の必要がある場合、当院に転院せざるを得ないケースを数多く扱っています。血糖管理の困難なインスリン依存性糖尿病をはじめ、視床下部、下垂体、副甲状腺、甲状腺、副腎などの内分泌疾患を扱う専門医は全国的にも少なく、糖尿病?内分泌?代謝領域のあらゆる疾患について診断困難例?難治療症例を中心に紹介をうけて治療にあたっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 327 74 27 131 19 58 1 7
大腸癌 105 96 143 170 29 191 1 7
乳癌 136 158 59 29 - 39 1 7
肺癌 180 35 159 355 72 274 1 7
肝癌 81 57 28 17 14 214 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 16 9.88 54.50
中等症 101 15.96 70.95
重症 22 22.23 80.73
超重症 13 24.46 80.38
不明 - - -
成人市中肺炎では、中等症以上での入院が多くなっています。軽症では、多くは外来で治療を行いますが、肺癌などの呼吸器疾患や基礎疾患がある場合には入院となることもあります。中等症?重症では、慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎などの呼吸器疾患や他臓器疾患を有する場合が多く、呼吸不全(低酸素血症)や年齢などの単独リスクで入院となることも少なくありません。中等症?重症では在院日数が長くなる傾向にあります。超重症ではICU管理を行っています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 174 23.98 72.23 42.56
その他 21 15.43 67.48 2.56
?脳梗塞の患者のほとんどは発症3日以内に入院し治療します。その他、頭部のCTやMRIを施行し、偶然発見された場合、原因を調べるために3日以降に入院する場合もあります。脳梗塞の原因は、心臓の不整脈(心房細動)や動脈硬化、高血圧が主体でそれぞれ予防法が異なります。その他にも癌に伴って血液が固まりやすくなったり、下肢にできた血の塊が心臓の隔壁に穴を通って、また肺の血管の動脈と静脈が直接つながっているなどで脳の血管が詰まることもあります。このような特殊な原因があるため精査を行い最適な予防法を見つけます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 32 0 28.63 25 0
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 23 0 24.22 30.43 0
K2762 網膜光凝固術(その他特殊なもの(一連につき)) - - - - -
K562-2 胸腔鏡下動脈管開存閉鎖術 - - - - -
K570-3 経皮的肺動脈形成術 - - - - -
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 268 2.25 15.13 25 65.59
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 103 3.06 18.34 33.01 69.47
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 52 4.19 21.31 19.23 64.1
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 43 6.84 37.49 51.16 60.47
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 40 4.45 21.65 45 62.35
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 52 0 1.17 0 68.6
K2193 眼瞼下垂症手術(その他) 42 0.07 1.24 0 69.88
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 37 1.27 7.24 0 73.54
K0301 四肢?躯幹軟部腫瘍摘出術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹) 27 1.11 4.22 0 54.74
K013-21 全層植皮術(25cm2未満) 25 2.56 10.4 0 42.36
当科では形成外科疾患に対しオールラウンドに診療を充実するよう努め、特に顎顔面、口唇口蓋裂、腫瘍、手外科、マイクロサージャリー、美容外科ではそれぞれ専門スタッフが主体となって診察、手術を行っています。
最近では加齢に伴う眼瞼下垂の手術が増えています。眼瞼挙筋前転法により機能的障害を改善するだけではなく、見た目の若返りや美しさを十分に考慮しながらそれぞれの患者さんに見合った手術を行っています。
皮膚悪性腫瘍(悪性黒色腫、有棘細胞癌、基底細胞癌、乳房外Paget’s病、メルケル細胞癌等)に対して皮膚科、放射線科と共に治療にあたっています。また、脂肪腫などの軟部腫瘍摘出術、熱傷や潰瘍などの植皮術を必要とする治療も行っています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 97 4.84 34.31 4.12 54.33
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 18 2.22 9.61 0 62.94
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 17 1.59 11.12 5.88 75.82
K181-2 脳刺激装置交換術 10 2.1 4.1 0 68.3
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -
頭蓋内腫瘍摘出術は特に悪性脳腫瘍と小児脳腫瘍に対して、覚醒下手術?電気生理学的脳機能モニタリング?ニューロナビゲーションシステム?蛍光診断?蛍光血管撮影?術中血管撮影?術中CT等を駆使して、安全で確実な摘出術を行っている。脳血管内治療は、経皮的頸動脈ステント留置術?未破裂及び破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術?血栓回収療法による血行再建術?動静脈奇形や動静脈瘻に対する塞栓術?腫瘍に対する塞栓術等、極めて多種にわたる疾患に対して最新の機器を用いて治療している。また急性期血行再建術は、近隣施設?救急隊?搬送後の部内(救急部?放射線科?神経内科?看護部?検査部等)での連携を最大限密にすることにより、極めて短時間で目的を達するシステムが構築されているのが特徴である。2017年度には、60件の閉塞性血管障害に対して脳血管内治療を行なった。慢性硬膜下血腫は多くの場合、透析?心疾患?他の脳神経外科領域での治療歴等、複雑な臨床背景を有した症例であることが多く比較的単純な治療であると思われがちな疾患であるが、充分な注意を持って行なっている。表には現れていないが、急性期頭部外傷に対して治療は博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@は伝統的に多く、年間25件程度の開頭血腫除去術?外減圧術を行なっている。また高血圧性脳内出血に対して内視鏡的血腫除去を2017年度には20件行なっている。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 132 3.6 6.12 0.76 70.89
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 47 3.36 3.28 0 67.94
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他) 22 3.32 3.59 0 53.59
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 18 3.56 4.89 0 66.22
K513-4 胸腔鏡下肺縫縮術 16 4 3.38 0 36
呼吸器外科は、胸部において心臓、食道以外のすべての臓器の疾患を対象に、手術を中心とした治療を行っています。原発性肺癌に対する手術が最も多く全手術症例の約8割を占めています。その他、縦隔腫瘍、転移性肺腫瘍、気胸などに対する手術を行っております。いずれも低侵襲な胸腔鏡下手術が中心で、術後の退院までの期間は4~7日です。原発性肺癌に関しては、肺癌診療ガイドラインに準拠し、かつ、個々の患者さんのリスクを詳細に評価した上で手術の適応や術式を決定しています。心臓や腎臓の病気があり、手術のリスクが高いと思われる場合も、他科と連携し安全に手術を行っています。また、呼吸器内科、放射線治療科とカンファレンスを行い、必要ならば、手術の前後に化学療法や放射線治療を加え、積極的に根治を目指した治療を行います。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5612 ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 84 0.99 9.18 5.95 75.95
K616 四肢の血管拡張術?血栓除去術 69 1.38 3.13 4.35 70.62
K597-2 ペースメーカー交換術 38 1.29 1.37 0 77.79
K5611 ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 24 1.08 15 4.17 73.92
K5551 弁置換術(1弁) 17 9.12 23.88 17.65 70.76
手術数としては末梢血管手術、胸部?腹部大動脈ステントグラフト、ぺースメーカー手術、小児の心室中隔欠損症手術が多数行われていますが、成人心臓、小児心臓、成人血管の個々の疾患についてはまんべんなく行われており、上記手術のほかに、新生児開心術、胸腔鏡下手術、成人の低侵襲心臓手術、自己弁温存手術、胸腹部大動脈置換、植込型補助人工心臓、カテーテル式大動脈弁置換術症例まで、多岐にわたる手術を行っています。「世界で治療可能な心臓血管疾患はすべて博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@で治療可能である」ことを目標に、高いレベルの心臓血管外科を永続的に維持すべく努力を続けています。
詳細につきましては当科ホームページ
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/SKA/cv-surg/index.html
もしくは年報
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/SKA/cv-surg/shared/pdf/2017.pdf
を御参照ください。

小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 139 0.99 1.02 0 4.14
K6333 臍ヘルニア手術 23 1 1 0 2.04
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 13 0.46 3.23 0 10.15
K836 停留精巣固定術 - - - - -
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) - - - - -
入院の項を参照してください.
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821? 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 1571 1.11 1.01 0.06 71.77
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 392 2.46 4.32 0 61.02
K2683 緑内障手術(濾過手術) 299 1.07 2.89 0 67.66
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 121 1.02 1.91 0 63.39
K2422 斜視手術(後転法) 101 1 1 0 30.23
白内障手術に関しては従来から数多くの手術を実施しております。1回の入院(2泊3日)により両眼手術が可能であることが当院の特徴であり、術前後の通院回数の短縮など、患者様の負担を減らせるよう努めております。網膜剥離、黄斑円孔や黄斑上膜、糖尿病の合併症である増殖糖尿病網膜症などの網膜疾患に対する硝子体手術や、薬物治療による眼圧下降効果が不十分で視野障害が進行する緑内障に対しての緑内障手術についても、大変多くの手術件数を誇っております。特に緑内障手術については、近年新たに開発された低侵襲(体へのストレスや負担が少ない)かつ短時間で行うことが出来るトラベクトーム手術をはじめとした低侵襲緑内障手術を、2010年の国内承認当初から施行しており、400眼以上の症例を経験しています。いずれの手術もクリニカルパスを導入し、全国平均よりも短い入院日数での手術加療が可能となり、患者様の早期の社会復帰に寄与しています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 140 1.34 5.2 0 18.41
K340-5 内視鏡下鼻?副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 65 1.75 4.54 0 58.55
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 51 1.2 1.06 0 4.14
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 41 1.39 4.63 0 55.95
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 41 0.39 4.22 0 43.32
神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 30 6.6 6.1 86.67 70.7
K178-4 経皮的脳血栓回収術 25 0.16 27.68 68 74.52
K386 気管切開術 - - - - -
K178-2 経皮的脳血管形成術 - - - - -
K664-2 経皮経食道胃管挿入術(PTEG) - - - - -
?胃瘻造設術
神経内科の疾患であるパーキンソン病やALSと言った疾患では、病勢が進むと物が飲み込めなくなります。このため、消化器の先生方と一緒に内視鏡下で、胃とお腹の皮膚をつなぐ小さな穴をあける「胃瘻」を作り水分や流動食?薬を投与します。抜糸まで1週間の入院を必要とします。
?経皮的脳血栓回収術
脳梗塞を起こしている脳血管のつまりを、脳梗塞が完成していなければ発症から6時間以内にカテーテルを用いて詰まった血栓を取り除く治療です。しかし4.5時間以内でないと脳梗塞が完成してしまい、治療効果が低くなるため、できる限り早く血栓を取り除く必要があります。脚や腕の動脈からカテーテルをいれて、造影剤を入れ撮影しながら脳の血管まで到達させます。
?気管切開術は喉に穴をあける手術です。ギラン?バレー症候群や重症筋無力症など一時的に呼吸が障害される疾患や、多系統萎縮症の声帯麻痺、または人工呼吸器の装着が永続的に必要な方に対して行います。耳鼻科の先生に手術をしていただいております。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 45 0.67 2.96 0 75.89
K013-21 全層植皮術(25cm2未満) 10 1.2 8.3 0 71.4
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
皮膚科では悪性黒色腫、基底細胞癌、皮膚扁平上皮癌、乳房外パジェット病、毛包や皮膚汗腺由来悪性腫瘍などの皮膚悪性腫瘍の外科的な腫瘍摘出術や植皮術を積極的に行っています。また、粉瘤や外毛根鞘性嚢腫や脂肪腫などの皮膚良性腫瘍や、将来的に悪性腫瘍発生の可能性がある脂腺母斑や色素性母斑などの皮膚良性腫瘍の患者様の外科的な腫瘍摘出術も積極的に行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 176 0.13 2.3 2.27 60.4
K8036? 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 102 1.59 4.98 0.98 73.69
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 94 1.55 7.11 0 65.7
K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 93 0.63 3.11 0 71.97
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 66 0.33 1.56 0 65.74
泌尿器科で最も多い手術は、尿管の通過障害に対する尿管ステント留置術です。腎盂からの尿流を確保することで腎機能を温存し、化学療法や後に施行する根治術治療に備えます。次いで、超高齢社会を反映し、泌尿器がんに対する手術が増加しております。膀胱がんに対しては、病期の診断、症状の改善、膀胱を温存し治療が可能となる経尿道的手術が最も多くなっています。また、前立腺がんに対する手術も多く施行されており、根治手術としてロボット支援手術が中心であり、先進的な医療機器を用いた低侵襲治療を積極的に推進しています。また、強度変調性放射線治療(IMRT)のための金属マーカー挿入術や密封小線源治療なども泌尿器科で行っています。最後に、終末期腎不全に対する治療にも取り組んでおり、血液透析を行うために必要なシャント造設術の施行数も多くなっています。
産科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9061 子宮頸管縫縮術(マクドナルド法) 30 1.6 7.7 0 31.7
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 24 0.83 0.13 0 34.63
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) 11 2.36 8.82 0 35.18
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) - - - - -
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) - - - - -
神奈川県県央北相地区の基幹病院である当院は、域内の周産期救急疾患を受入れています。分娩時出血症例に対しては放射線科や救急科と連携して経カテーテル動脈塞栓術を行い母体救命にあたっています。産科病棟には麻酔科医が常駐し帝王切開の麻酔管理を担当しています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 76 2.24 8.34 1.32 52.17
K879 子宮悪性腫瘍手術 53 2.6 10.66 1.89 56.42
K867 子宮頸部(腟部)切除術 38 0.89 1.11 0 41.37
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 36 1.08 2.14 0 37.22
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) 33 1.64 9 0 45.48
当院は、神奈川県北西部の婦人科悪性腫瘍診療の中心的役割を担っており、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌などを中心に診療を行っていますが、子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣腫瘍など、良性の腫瘍であっても、手術の適応であれば当院で診療を行っています。また、子宮頸癌の前癌状態である高度扁平上皮内病変(高度異形成~上皮内癌)や子宮体癌の前癌状態である子宮内膜異型増殖症に対する手術も行っています。子宮頸部前癌病変に対しては子宮頸部切断術(子宮頸部円錐切除術)や子宮全摘、子宮体部前癌病変に対しては子宮全摘などの手術を行っています。以上を反映して、当院では、子宮全摘(良性疾患、前癌病変に対する子宮全摘)、子宮悪性腫瘍手術(子宮頸癌、体癌に対する子宮全摘手術)、子宮頸部(腟部)切断術(子宮頸部前癌病変に対する局所手術)、子宮付属器腫瘍摘出術(腹腔鏡、開腹) (卵巣良性腫瘍の手術)などを多く行っています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 232 2.12 2.29 0 65.31
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 181 2.66 1.92 0.55 68.49
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 81 1.77 2.3 0 54.26
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 66 0.33 17.58 1.52 63.91
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 59 0.07 6.41 0 68.88
第一位、第三位はカテーテルを用いた不整脈の治療となっています。心房細動に対するカテーテルアブレーション治療の需要の高まりを反映して、心房中隔穿刺アプローチを伴う治療法が増加しています。
第二位、四位、五位は経皮的冠動脈ステント留置術です。血管内超音波、光干渉イメージングなどの血管内イメージングを用い、ロータブレーター、レーザー等のデバイスも駆使して、薬剤溶出性ステントを中心とした治療を行っています。透析患者など合併症を有する患者の治療も数多く手がけています。急性心筋梗塞、不安定狭心症などの急性冠症候群に対する緊急あるいは準緊急の治療も積極的に行なっています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 27 27.67 32.3 29.68 70.89
K7211 内視鏡的大腸ポリープ?粘膜切除術(長径2cm未満) 10 21.6 13.9 10 72
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K616-4 経皮的シャント拡張術?血栓除去術 - - - - -
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) - - - - -
当科では、①非透析期の慢性腎不全悪化に対する治療、②急性慢性腎疾患の腎生検と原疾患治療、③慢性維持透析開始入院診療が多い。内容的には原発性、続発性(膠原病、血管炎)腎炎、尿細管間質性腎炎、糖尿病性腎症、遺伝性疾患、腎移植後腎障害等、多様な診療を行っており、外部医療機関からの紹介が多い。これまでの腎炎、腎生検クリニカルパスに加え、安定している維持透析患者様に対するクリニカルパスも開始した。また、非透析期慢性腎不全悪化を抑えるための短期腎不全教育入院プログラムを、クリニカルパス運用と合わせて開始した。これらの治療自体は円滑に運んでいるが、高齢者増加により自宅退院が困難なケースがやはり多く連携後方病院の更なる確保が課題である。
救急医学科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1781 脳血管内手術(1箇所) 32 1.72 37 40.63 65.91
K654 内視鏡的消化管止血術 27 3.56 7.67 14.81 68.19
K386 気管切開術 21 12.67 42.48 61.9 74.48
K0003? 創傷処理(筋肉、臓器に達するもの)(長径10cm以上)(その他のもの) 18 2.5 12.89 22.22 60.39
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 16 0 37.25 87.5 59.38
救命救急?災害医療センターで最多の手術は、脳血管内手術で、第5位は内視鏡下脳内血腫除去術で、脳血管障害に対する脳神経外科医による手術が多くみられ、地域の脳外科医不足の医療事情を反映していると考えられます。また、第2位は内視鏡的消化管止血術で、2017年度の消化管出血は66例の来院があったことを反映していました。第3位の手術は気管切開術で、集中治療下で長く人工呼吸を要する重篤な患者が多いことを反映していました。上記以外にも整形外科の手術、急性腹症、腹部外傷に対する開腹手術、腹腔内出血や骨盤骨折に対するIVR(血管内治療)も院内各診療科の協力のもと24時間365日、実施可能となっています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 241 2.3 5.17 6.22 71.66
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ?粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 224 0.95 5.2 0 74.03
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 165 1.25 5.84 0 72.22
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 101 0.7 3.63 0 69.46
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 96 1.34 3.03 3.13 71.22
当科では,放射線科と連携しながら多数例の肝腫瘍や門脈圧亢進症などに対するカテーテル治療を行い良好な成績を得ています。特に肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓術(TACE)やラジオ波熱凝固療法(RFA)を全国に先駆けて導入し全国屈指の症例実績を残しています。
また,大腸の早期悪性腫瘍に対してESDを導入しているのみでなく,炎症性腸疾患患者数は日本でも有数の症例数の多い施設であり,潰瘍性大腸炎やクローン病に対して生物学的製剤治療を行ったり新薬の治験も行っています。当科は,大学病院としての使命に基づき臨床に直結した基礎研究を行いつつ,厚生労働省の調査研究班とリンクし多くの多施設共同研究を主導または参加することで,新しい治療法の開発ならびに標準治療の確立を目指しています。
詳細につきましては当科ホームページ
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/SKA/syokakinaika/
を御参照ください。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 131 3.63 10.34 1.53 69.67
K740-22 腹腔鏡下直腸切除?切断術(低位前方切除術) 62 3.65 15.13 0 65.74
K7322 人工肛門閉鎖術(腸管切除を伴う) 59 2.51 8.24 1.69 61.81
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 57 1.91 6.11 1.75 64.11
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 56 3.45 5.84 1.79 62.89
各部門の領域専門性を重視し,消化器癌を中心に低侵襲な腹腔鏡下手術を導入しています.患者数はDPC分類に基づき記載されているため部分的な数字になります.

?腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術,腹腔鏡下直腸切除?切断術(低位前方切除術)
大腸癌の年間手術数は約270件(結腸癌170例,直腸癌100例)であり,約95%の症例を腹腔鏡下手術で施行しています.直腸癌に対する肛門温存の術式である低位前方切除術も積極的に施行しています.

?人工肛門閉鎖術(腸管切除を伴う)
直腸癌に対する低位前方切除では,吻合部の安静や縫合不全回避の目的で一時的な人工肛門を造設する場合がありますが,術後約3~6ヶ月以内には人工肛門閉鎖術を行います.

?腹腔鏡下胆嚢摘出術
胆石,胆嚢炎の症例に対して低侵襲である腹腔鏡下胆嚢摘出術を積極的に導入しています.

?抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用埋込型カテーテル設置
主に抗癌剤の持続注入を目的として前胸部や大腿の皮下に埋込型カテーテルを留置しています.
乳腺甲状腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 115 2.03 5.53 0 59.25
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 92 2.12 7.92 0 58.23
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術?胸筋切除を併施しない) 45 2 10.13 2.22 58.78
K462 バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉) 40 3.95 3.88 0 38.98
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) 37 1.08 3.7 0 56.86
乳癌手術においては乳房再建の保険適応と同時に、残存乳房内の新たな乳癌発生リスクが知られてきました。このため、一時は70%程度まで増加した乳房温存術の比率が下がり乳房切除術が増加傾向にあります。また、最近話題となっている遺伝性乳癌の患者様に対するカウンセリングや予防的乳房切除にも対応しています。甲状腺外科では、甲状腺癌の手術を中心に内科的治療で十分な効果がみられないバセドウ病や副甲状腺機能亢進症に対して手術を行っています。緊急手術への対応や、安全に手術をするための神経刺激装置の導入などを行いより良い治療を提供しています。今後は低侵襲の内視鏡下手術も導入予定です。
内分泌代謝科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ?粘膜切除術(長径2cm未満) 12 8.33 5.25 0 67.67
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 - - - - -
K695-24 腹腔鏡下肝切除術(1区域切除(外側区域切除を除く)) - - - - -
K879 子宮悪性腫瘍手術 - - - - -
K281 増殖性硝子体網膜症手術 - - - - -
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術?術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 33 0.14
異なる 34 0.14
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術?処置等の合併症 同一 301 1.24
異なる 17 0.07
更新履歴
2018/09/26
公開しました。
2018/10/04
小児外科の解説文を公開しました。