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乳腺?甲状腺外科では、乳腺疾患と甲状腺疾患の治療を行っています。
乳腺部門では、主に乳がんの診断、手術、薬物療法、再発治療などを行います。年間約350人の乳がんの手術を行っています。甲状腺部門では、甲状腺がん、甲状腺良性腫瘍、バセドウ病などの手術と、副甲状腺疾患の手術など、年間約200人以上の手術を行っています。
乳がんの手術には、温存手術、全摘手術、再建手術、センチネルリンパ節生検、腋窩リンパ節郭清など様々な手術があります。また、放射線治療、抗がん剤治療、ホルモン治療など、沢山の治療を組み合わせて最大の効果が得られるように治療を行います。乳がん全体の10年生存率は8割と国立がんセンターで発表されました。乳がんのほとんどが治る半面、治療は複雑で、長期間に及ぶことが多く、治療法選択や経済的なこと、家庭のことなど、相談したいことが山ほどあるのが現状です。
甲状腺、副甲状腺の手術では、声が出なくなるのではないかなど、手術の合併症に対する不安もあります。再発治療においても、治療法が良くなっているため、元気で過ごされる期間が長くなっています。一方で、経済的な不安、就労についての相談など、治療以外にも病院で相談を受けることも多くなっています。
当院では、様々な状態の患者さまに対応するため、集学的がん診療センター、リハビリテーションセンター、放射線治療科、緩和ケア科、精神科、形成外科、整形外科、脳外科、皮膚科、歯科口腔外科、呼吸器内科など、多数の診療科の協力を得ながら診療を行っています。また、がん専門看護師、認定看護師が多く勤務しており、がん専門看護師、乳がん看護認定看護師、がん化学療法認定看護師、皮膚?排泄ケア認定看護師、在宅ケア担当看護師、医療ソーシャルワーカーなどとチームで診療を行っています。
どんな治療を受けたいか、気になることはどんなことか、患者さまとご家族が不安に思っていることについて、スタッフが一丸となってサポートしています。最新の治療を安全に受けられる、スタッフと相談して納得の得られる治療が受けられる、そんな医療を目指しております。