当院では、公益財団法人日本盲導犬協会の協力のもと、動物介在療法に取り組んでいます。

お知らせ

動物介在療法06初代:ハイク、2代目:モカ

動物介在療法(AAT)とは

 動物介在療法(AAT)とは、動物の存在や動物との関わりから生じる人への有益な作用を、医療者が人の治療に活用するものです。
医療者による目的設定、計画作成のもとに実施され、電子カルテなど公式な記録を伴います。犬が院内を行き来する場合があります。

「医学の知識」×「獣医学の知識」×「日本盲導犬協会の犬の行動管理」のノウハウが集結する博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@メディカルセンター。

 前例がほとんどない国内急性期病院での試み。博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@では、農医連携研究の一環として獣医学部をはじめとしたさまざまな学部と連携し、同じ医療従事者や病気の治療と向き合っている方、そのご家族の力になります。

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当院の動物介在療法について【スタッフインタビュー動画】

看護師の目線から (1分2秒)
小児科医の目線から (1分1秒)
精神科医の目線から (1分18秒)

3代目北里メディカルドック「ヨー」の任命式の動画

クリックするとYoutube動画が開きます。

博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@メディカルセンターのAAT ~これまでの道のり~

 2008年に前病院長の坂東が渡米した際、ワシントンの小児病院の廊下を犬とハンドラーが堂々と歩いている姿に衝撃を受けました。
欧米ではすでに動物介在療法の実績や論文があることを知り、当時勤務していた大学病院小児病棟でつらい気持ちを抱えながら病気と闘っている子どもたちやご家族を支えるために、なんとか導入できないだろうかと考えました。
 帰国後、日本でも数か所の小児医療施設での取り組みがあることを知り、同じ博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@で動物介在療法の研究をしていた、現ハンドラーの饗庭尚子との出会いを経て、導入を計画。現在に至ります。


2012
12月:初代北里メディカルドッグの「ハイク」を博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@メディカルセンターに迎えるための準備を始めました。

初代北里メディカルドッグのハイクは、日本盲導犬協会PR犬として活躍していたゴールデンとラブラドールのミックス犬で、大きな体でいつものんびり、とても落ち着いていて、何よりも人が大好きな性格は動物介在療法にぴったりの適性、絶対の信頼を置くことができる最高のパートナーでした。当院で活動する犬たちは、感染症対策としてワクチン接種や日々のお手入れにも注意し、場所に応じて被毛を落とさないようにマナーコートを着用しています。
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2013

4月 動物介在療法導入のための準備委員会発足
(医師、看護師、感染管理担当、医療安全担当、動物行動学研究者、ハンドラー、事務職員)

7月 病院全職員対象 意識調査実施
10月 院内向け講演会開催
11月 院外向け講演会開催
日本盲導犬協会の協力を得て、病院のエントランスホールにて開催。患者さんや近隣の方々など多くの方々に動物介在療法のことを知っていただくことができ、当時はあたり前ではなかった「院内に犬がいる風景」に一歩近づくことができた。

12月 研究としての実施について倫理委員会承認 



2014

2月 本格稼働開始
初代北里メディカルドッグのハイクへの信頼を一層深めていくと同時に、予想をはるかに超える患者さんへの好影響に何度も驚き、可能性の広がりを感じました。




2015
9月 博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@と日本盲導犬協会との間で連携?協力に関する協定を締結
信頼できる犬の提供と行動管理、犬の福祉のノウハウを日本盲導犬協会のご協力など、継続的なAATの取り組みを支える下地が固められました。

  • 人が大好きで信頼関係を築ける優秀な犬の育成?動物介在療法に適性のある犬の選抜
  • 犬の気持ちを繊細にくみ取って行動管理を行うノウハウの提供、犬の福祉の充実、ハンドラー指導など、日本盲導犬協会様の大きなご協力をいただいて、当院の動物介在療法は行われています。
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公益財団法人日本盲導犬協会の法人会員

学校法人北里研究所は、公益財団法人日本盲導犬協会の法人会員です。
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2019

 
クラウドファンディング実施
 おかげさまで無事プロジェクトが成立し、NEXT GOALまで達成させていただいて終了期限を迎えることができました。ひとえに皆様のご支援とご協力のおかげです。心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!

動物介在療法(AAT)病院実習

毎年博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@の学生実習を受け入れています。
学生さんには多方面から動物介在療法について学んでいただきます。

農医連携特定実習


  • 現場ではどのような人が関わって活動しているのか
  • 犬はどんなケアをしているのか
など動物の視点から動物介在療法について学びます。
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チーム医療実習


  • 他職種と協力して動物介在療法が成り立っていること
  • 動物介在療法への看護師の関わり方
などチームの重要性、それぞれのメンバーの役割について学びます。
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お問い合わせ先
博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@メディカルセンター動物介在医療運営委員会
〒364-8501 埼玉県北本市荒井六丁目100番地
TEL:048-593-1212  FAX:048-593-1239
※ 犬が院内を行き来する場合があります。
※ 当法人関係者以外の見学及び各種ご相談等はお受けできません。ご了承ください。