皆さんは、食事を食べていて、飲み物を飲んでいて、「むせた」ことがありますか?
「むせる」ことは「誤嚥」のサインとなり、「誤嚥」とは、食道に入るべきものが気道に入ってしまうことで、上手に食べられなかったときに生じます。誤嚥をしても「むせる」ことが出来ないこともあり、誤嚥量が多くなると、誤嚥性肺炎を起こす危険性が高くなります。

摂食?嚥下障害が疑われた際、嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査を行います。ゼリーや液体を用いて検査を行い、状態を確認後、主治医?耳鼻科医の指示の下、言語聴覚士が嚥下練習を行い、硬さや大きさの調整、トロミがついていた方が飲み込みやすいかなど、誤嚥の危険性を軽減できる食事形態へ調整していきます。看護師はケアや日常生活の観察、管理栄養士は嚥下調整食の提供?指導、栄養管理等を行います。

当院では、耳鼻咽頭科医師?看護師?言語聴覚士?管理栄養士からなる摂食?嚥下チームがあり、食べる楽しみを継続できるよう、安全にかつ必要な栄養量を補給できるように、自身に合った食事を上手においしく食べることをチームで支援します。
摂食?嚥下チーム