呼吸器外科のご案内
受付時間
-
平日
-
午前8:30?11:00(初診?予約)
午後1:00?4:00(予約) -
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休診日
土???祝?、月曜日?金曜日
呼吸器外科の受診について
2024年6月より、初診の患者さんにつきましては完全予約制とさせていただくことになりました。医療機関または患者さんご本人から予約をお取りいただけます。受付時間 | 医療機関からの予約 平日 9:00~16:00
患者さんからの予約 平日 13:00~16:00 |
電話番号 | 048-593-1212 |
診療科のお知らせ
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診療科紹介
呼吸器外科とは外科の一部門で、胸部にある肺、気管支、胸壁、および胸腺などがある縦隔という場所の手術治療を担う科です。胸腔鏡を使った体に優しいという手術を中心に行い、速やかに元気になり早期に退院できるようにします。また、当科は神奈川県にある博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@病院本院と緊密に連携しており、大学病院の豊富な知見と技術で高度な医療を提供いたします。
主な対象疾患
腫瘍性疾患
原発性肺癌(げんぱつせいはいがん:肺に起きたがんのこと)、転移性肺腫瘍(てんいせいはいしゅよう:他の臓器のがんが肺に転移してきたもの)、胸腺腫(きょうせんしゅ)、その他の縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)、中皮腫(ちゅうひしゅ)炎症性疾患
膿胸(のうきょう:胸の中にウミがたまるもの)、肺腫瘍(はいしゅよう)、縦隔炎(じゅうかくえん)胸膜疾患
気胸(肺に穴があき縮んでしまうもの)、嚢胞性肺疾患、血胸(胸の中に血液が多量にたまるもの)、孤在性線維性腫瘍外傷
胸部外傷その他
重症筋無力症、手掌多汗症、気管腫瘍など当科での手術対象疾患の特徴
全国で行われている呼吸器外科の疾患の割合とほぼ変わりありませんが、地域に根ざした医療を行なっているため、緊急手術の必要がある「膿胸」の割合が少し高い傾向にあります。
- 原発性肺癌(げんぱつせいはいがん):肺に起きたがんのこと
- 自然気胸(しぜんききょう):肺に穴があき縮んでしまうもの
- 転移性肺腫瘍(てんいせいはいしゅよう):他の臓器のがんが肺に転移してきたもの
- 膿胸(のうきょう):胸の中にウミがたまるもの
診療内容と特色
当科の理念は、「患者さんを中心とした安全で高質な医療を、十分な説明の上で誠意をもって提供する」というものです。それを叶えるために、以下の点を特に強く追及する診療を行なっています。
痛みの少ない手術
手術の後はどうしても痛みが生じてしまいます。特に、胸部の手術は「肋間神経」という神経の近くに傷を作って手術を行うため、痛みを感じやすい手術の一つです。しかし、痛みは患者さんにとって苦痛なだけでなく、
「痛みによって大きな呼吸ができず、無気肺や肺炎といった合併症を引き起こす」
「痛みによって動くことができず、入院中に足腰が弱ってしまう」
といった悪いことが起きてしまう可能性があります。 そこで、手術の痛みをできるだけ軽くできるように、以下のような取り組みを行なっています。
「痛みによって大きな呼吸ができず、無気肺や肺炎といった合併症を引き起こす」
「痛みによって動くことができず、入院中に足腰が弱ってしまう」
といった悪いことが起きてしまう可能性があります。 そこで、手術の痛みをできるだけ軽くできるように、以下のような取り組みを行なっています。
胸腔鏡手術
小さい傷で手術を行うことによって痛みを抑える事ができる可能性が高まります。
肋間神経ブロック麻酔
手術の際に、痛みを感じる「肋間神経」に直接麻酔薬を注射することにより痛みを和らげます。
様々な種類の痛み止め
患者さんの痛みに応じて様々な種類の痛み止めを組み合わせて使用します。
麻酔科との連携
麻酔科の先生とも連携し、その他の「硬膜外麻酔」という背中にある痛みの中枢に直接痛み止めを注射する方法や、点滴から強い痛み止めを持続的に注射する「経静脈的??調節鎮痛」という方法などを用いる事があります。
※これらの方法は、毎回全て必ず行うものではなく、患者さんの状態や手術に応じて選択します。
胸腔鏡手術
胸腔鏡手術の利点 | 胸腔鏡手術の欠点 |
---|---|
痛みが軽いため、術後の回復が早い | 術者の習熟した技術が必要 |
切る筋肉量が少ないため、呼吸機能が落ちにくい | 予想外の出血時には適切な対応が必要 |
出血量が少ない | |
画面に拡大して手術するため、細かい操作が可能 | |
傷が小さく、目立ちにくい |
当科での胸腔鏡手術の割合は約80%です。胸腔鏡手術は優れた手術方法ですが、万能ではありません。手術内容によって開胸手術を選択したり、胸の中の癒着(ゆちゃく)など手術中の状況によって開胸手術に変更したりするなど、安全に、適切な方法を選択することが大切と考えています。
入院前の患者さんへの十分な説明
手術のための入院後、手術の直前に初めて詳しい手術の説明が行われる施設も少なくありません。これは、大きな病院では多くの患者さんに医療を提供するため医師が十分な説明の時間を取る事ができず、致し方ない部分もあります。しかしながら、手術のための入院をしてからでは「やはり手術を受けたくない」と言いにくかったり、家族と十分に話し合う時間が設けられなかったりすることもあります。そのため、当科では、出来るだけ入院する前に時間を設け、詳しい手術の説明を行うよう心がけています。大切な決断ですので、納得するまで質問していただき、十分ご理解していただいた上で決断していただきたいと思います。
地域の医療機関との連携
「肺癌」など、疾患によっては手術をして終わりではなく、長い期間の通院が必要になるものもあります。その過程で、患者さんが気軽にかかることができるクリニックなどの地域の医療機関との連携がとても重要です。当院では地域の医療機関と綿密に連携を取りながら患者さんを多方からサポートする体制を整えています。メッセージ
当院において呼吸器外科は、2000年から2009年まで外科の一部門(胸部外科)として診療を行っていました。その後スタッフの異動のため入院や手術は中止し、外来のみを続けてきましたが、2022年4月から「呼吸器外科」として再スタートを切りました。外来に加え入院?手術を再開します。少子高齢化という地域の皆様のニーズに合わせることや、地域のクリニックや関連する病院、そして病院内の各診療科としっかりとした連携をとりながら診療を進めます。地域の皆様におかれましては是非とも再開後の呼吸器外科をご支援いただけますと幸いです。肺の病気の多くは、早期発見と早期治療によって治すことができます。私たちと共に協力して、おそれることなく胸部の病気を克服しましょう。
日本臨床データベース機構における専門医制度と連携したデータベース事業について
関連する多くの臨床学会が連携し、わが国の医療の現状を把握するため、2020年に「一般社団法人National Clinical Database」(以下、NCD)が設立されました。本事業を通じて患者さんにより適切な医療を提供するための専門医の適正配置が検討できるだけでなく、最善の医療を提供するための各臨床現場の取り組みを支援することが可能となります。当院は本事業に参画しており、何卒趣旨をご理解の上、ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。担当医師
医師名 | 職位 | 専門診療分野 | 専門医 |
玉川 達 タマガワ サトル | 医員
医学部助教(研究員) | 呼吸器外科全般 | 日本外科学会外科専門医 日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医 日本結核?非結核性抗酸菌症学会認定医 |
佐藤 之俊
サトウ ユキトシ | 非常勤医師 医学部主任教授 | 呼吸器外科全般
細胞診断学 外科病理学 | 日本専門医機構認定外科専門医?指導医
日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医指導医 日本臨床細胞学会細胞診専門医指導医 日本胸部外科学会認定医 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医指導医 日本医師会認定産業医 肺癌CT検診認定医師 |
井上 慶明 イノウエ ヨシアキ | 非常勤医師 |
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