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CAL利用規則

CAL

Kitasato Clinical Anatomy Lab(CAL)利用規則

CAL施設)

① CALはM3号館5階、501実習室内にあります。学生実習スペースとは区切られた小部屋になります。平行して学生実習が行われている場合は、実習に干渉しないように注意して下さい。開設時間は、原則として以下の通りとしますが、管理者の立ち会いのもとでの時間外や休日の利用を考慮します。
 月曜日~金曜日 9:30 ~ 16:30
なお、管理者の不在時または開設時間外に使用を希望する場合、使用者はあらかじめ管理者および関係部門と十分な打ち合わせを行い、事故やご遺体に対する不敬などが生じないよう注意を払い責任を持って使用して下さい。

CAL利用者登録)

① CALを利用する者は、事前に登録が必要です。各科のCAL運営委員および各部門所属長の許可を受けた者は、CAL運営委員長宛に、「登録申請書」(書式1)を提出して下さい。CAL利用に関する書類一式を電子メールにて送ります。後日管理者によるCAL利用に関する諸注意、施設の案内等の説明後、CAL運営委員長より「登録証」(書式2)を発行します。「登録証」を発行された者を「登録者」と呼びます。登録されていない利用者を「非登録者」と呼びます。「非登録者(学生、学外者を含む)」のみでCALを利用することはできません。必ず「登録者」の同伴?指導のもと、CALを利用して下さい。同伴「登録者」は「非登録者」のCALの使用、指導に対する全責任を負います。
 
② 501実習室入り口扉の鍵は、現状では管理者が解錠?施錠を行います。CAL使用開始時と終了時は必ず管理者に連絡して下さい。入退室に関して不正が行われた場合、CAL登録を取り消します。

CAL利用申し込み)

① 登録者はどのような計画で臨床解剖を行うか具体的な計画を作成し、倫理委員会の審査を受けて下さい。審査を通過した計画のみ、CALの利用ができます。日本外科学会?日本解剖学会が出している「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」を熟読し、ガイドラインに準じた計画を立てて下さい。
 
② 倫理委員会の認可を受け、臨床解剖を具体的に行う際は「臨床解剖計画書」(書式3)を提出して下さい。利用目的、ご遺体の固定法、解剖部位、申請者以外の利用者の所属、氏名を全員分お書き下さい。見学のみの場合にも参加者の所属、氏名をお書き下さい。解剖計画はできるだけ詳細に記入して下さい。
 
③ 利用申請はなるべく早く行って下さい。管理者が他科の申請を参照し、同一ご遺体で複数の臨床解剖が可能と判断された場合は当該科に連絡しますので、他科申請者と良く協議をして、日程の調整など行って下さい。
 
④ 利用申請後、CAL委員長もしくは委員長代理が申請書を判断し「CAL利用許可証」(書式4)を出します。許可がおりて初めてCALを利用することができます。
 
⑤ 臨床解剖終了後、必ず「臨床解剖報告書」(書式5)を提出して下さい。参加人数など、計画と異なる項目は必ず明記して下さい。臨床解剖を行った結果を学会や学術雑誌に発表する場合は、「発表報告書」(書式6)を提出して下さい。

CAL利用上の注意)

以下の項目に関しては「誓約書」(書式7)、「同意書」(書式8)を参加者各自、全員で提出していただきます。
① CALにはディスポメス、各種鋼製小物、ドリル装置一式が用意されていますが、それ以外の器具、装置、縫合糸、ガーゼ、マスク、手袋、ガウンなどの消耗品、滅菌布などは利用者自身が用意して下さい。使用した消耗品はCAL内の医療廃棄物入れに廃棄して下さい。洗浄は利用者が行ってください。
 
② ご遺体は「献体」(医学および歯学の教育のための献体に関する法律)によるものです。従って、臨床解剖を行う者は、礼を失しないように解剖および保管をしなければなりません(死体解剖保存法)。術式の前後には必ず全員で黙祷を行って下さい。皮膚切開を行った場合には解剖終了時に必ず創を縫合閉鎖して下さい。臨床解剖の参加者全員は、10月に行われる合同慰霊祭に必ず出席して下さい。
 
③ ホルマリン固定ご遺体(感染性なしと見なされている)、未固定凍結ご遺体、Thiel液固定ご遺体、飽和食塩水法固定のご遺体を提供できます。感染症(梅毒、肝炎、HIV)をチェックし、全て陰性のご遺体を提供していますので感染性は低いと考えられますが、針刺し事故などの場合は自己責任であり、感染対策は各自が行って下さい。血液、体液およびホルマリンのついた手袋で室内に触れないで下さい。ご遺体保管冷蔵庫、手術器具は手袋装着のままでけっこうです。
 
④ 室内は清潔に保ち、ゴミは決められた場所に廃棄するかその都度持ち帰って下さい。CALは共同利用の場所ですので、利用後はきちんと清掃を行って下さい。固定液などの産業廃棄物は指定のタンクに入れて下さい。組織片?骨片等のご遺体の一部についてはご遺体のパックの中にまとめて下さい。飲食はCAL内では厳禁です。CAL運営事務室(501実習室内の別室)の中に休憩スペースがありますので、飲食や休憩はそこで行って下さい。
 
⑤ 共通備品などの物品破損が生じた場合は、速やかに管理者まで連絡し、「備品破損報告書」(書式9)を提出して下さい。破損を発見した場合も同様です。怠った場合には、利用を禁止することがあります。使用者の不注意により設備?備品等を破損した場合には、その実費を弁済していただきます。
 
⑥ CAL運営委員長の許可無く、備品および消耗品を室外に持ち出さないで下さい。また許可無く私物を室内に放置しないで下さい。CALの利用方法が適切でない場合、「臨床解剖報告書」の提出を怠った場合、登録者はその資格を失う事があります。

CAL管理者

医学教育研究開発センター?臨床解剖教育研究部門
准教授 助川 浩士
E-mail : sukegawa@med.kitasato-u.ac.jp
院内PHS:16431