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北里大学獣医学部における牛の無麻酔放血殺とその対策の実施について(お詫び)

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平成27年2月27日
北 里 大 学

  北里大学獣医学部では、研究・教育の如何なる場合においても動物(牛)の無麻酔放血殺は廃止しております。しかし、残念なことに、平成26年12月19日の病理解剖において、獣医学部動物実験委員会において承認を受けた、動物に苦痛を与えない安楽殺のプロトコール(鎮静薬及び麻酔薬の投与)を教員が守らず、キシラジン(鎮静薬)処置下における牛の放血殺を実施した事実が明らかとなりました。さらに当該牛の筋肉の一部が持ち出されたという投書が12月20日付であり、連絡を受けて即刻調査の上、焼却処分しました。病理解剖に携わった学生の皆様及び関係者の皆様、関係機関にご迷惑をお掛けし、大学として動物福祉に反する行為があったことを深くお詫び申し上げます。

  これまで北里大学獣医学部における動物実験は、全て指定された安楽殺のプロトコールに従って実施されてまいりましたが、今回、如何なる理由にせよ、キシラジン処置のみの放血殺は、動物に恐怖と精神的苦痛を与えることとなり、極めて重大な規則違反であり、遺憾なことであります。また、当該牛の死体に関する不適切な処理も大学として看過できない事実であり、病理解剖に当たった関係教員に対して厳重注意を行いました。関係教員は規則に反する誤った処置を行ったことについて深く反省しています。

  今後このような過ちを二度と繰り返さぬよう、不適切事例の発生後、獣医学部全教員を対象としたFD講習会を開催し、動物の愛護及び適正に関する法律第41条と「3Rsの原則」の徹底を図りました。さらに、中大動物を用いた実習、研究、病理解剖を行う際は、動物実験委員会の管理下にて、動物実験計画書に記載された安楽殺処分のプロトコールが実行されているかを確認し、その結果を獣医学部長に報告することなどの改善措置を講じました。引き続き可能な限りの改善策を検討、実施し、獣医学部教職員が一丸となって再発防止に努めてまいります。

以上

【本件お問い合わせ先】
  メール : kohoh@kitasato-u.ac.jp