国際交流

国際的視野を育成

海外の大学との学術交流を通じて、
グローバル化する世界を見据えた広い視野を養う
①ノルウェー_集合写真
②モンゴル?ノルウェー_銅像の前で
③マックマスター2019_集合写真
看護学部および大学院看護学研究科では、先端的な医療を特徴とする米国、高福祉を特徴とするノルウェー、社会が大きく変わろうとしているモンゴル、多文化主義のカナダといった多様な国々との交流を通して、国際的視野を広げられるよう育成しています。

現在、3つの大学と国際学術交流協定を締結しており、看護学部設立当初から交流のあるカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)とは、2008年に学術交流協定を締結し、以降、UCLAの教員を看護学部に招き、学部生や大学院生を対象に米国の看護実践や研究に関する講義を実施しています。UCLAとの間では、共同研究や大学院生派遣プログラムの実施を検討中で、今後さらに充実したプログラムになる予定です。
また、2006年からはモンゴル国立医科大学との交流事業も開始され、2011年に学術交流協定を締結し、教員研修の受け入れを行っています。最近では、2019年度からマックマスター大学への短期研修(留学/選択演習科目)を開講しています。また、インランドノルウェー応用科学大学とも学術交流協定を結び、共同研究や学生の海外研修を相互に行っています2021年にノルウェーのインランドノルウェー応用科学大学とも学術交流協定を結び、共同研究や学生の海外研修を相互に行なっています。

海外の大学への短期研修プログラム

カリフォルニア大学ロサンゼルス校

アメリカ協定校

「UCLA」の略称で広く世界に知られるアメリカの名門大学。医療分野の教育?研究でも高い水準を誇ります。1989年より学術交流を実施しています。

  • UCLAの教授による特別講義を開催
カリフォルニア大学ロサンゼルス校

最近の国際交流事業

UCLA看護学部の教授より、学部生や大学院生に向けて講義を開催しています。
2023年度には大学院生を対象に「アメリカにおけるDNPの役割とプロジェクト研究の概要とその実際」について、学部生を対象に「米国における高度実践看護変遷と現状の傾向」について講義いただきました。日本にいながら、米国の先進的な看護実践や研究に触れることができ、講義時は毎回活発な質疑応答が行われます。
本学の国際チーム医療演習の際には、UCLA 看護学部の学生が来日することもあり、本学の学生や他の海外交流校の学生と一緒にケーススタディに取り組み、保健医療システム、言葉、文化の違いを超えて、豊かな学びの時間を共に過ごし、友情をはぐくみます。
④UCLA教員による講義zoom

モンゴル国立医科大学

モンゴル協定校
モンゴルの現代医学を担う、国内唯一の医科大学。看護、医学、歯学など幅広い医療分野を網羅しています。2006年より学術交流を実施しています。

  • 教員研修の受け入れや本学部教員の派遣によりモンゴルの看護教育の向上を支援

最近の国際交流事業

2016年から、モンゴル国立医科大学の教員研修を受け入れており、2023年に2名の先生が来日され、日本の医療や看護の現状を学ばれました。また、学生に向けてモンゴルの看護や保健医療システムについても講義していただきました。日本の進んだ医療の現状と丁寧な看護ケアに感心され、モンゴルでの教育に活かしたいと言われていました。学生との交流や日本の文化も楽しまれ、同じアジアの国として絆を深めました。
⑥モンゴル教員研修2023_集合写真

⑦モンゴル_実習機器見学
モンゴル国立医科大学の教員が博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@看護学部の教材を確認されている様子

インランドノルウェー応用科学大学

ノルウェー協定校
約13,000人の学生が学ぶ総合大学。看護分野のほか、社会福祉や公衆衛生分野の学科も擁しており、2017年より交流を開始しています。

  • 海外研修プログラム(1~2週間)
  • 留学生の研修受け入れ

最近の国際交流事業

2023年6月の専門英語演習では、インランドノルウェー応用科学大学の教員によるオンライン英語講義を開催しました。
2023年8月にはインランドノルウェー応用科学大学海外研修を実施し、10名が参加しました。研修では病院やホスピス、保健施設を訪問し、看護師、助産師、医師などから施設の説明を受け、その後施設見学をしました。事前学習でノルウェーと日本の制度、健康状態を把握していたため、質問をしながら学びを深めることができました。また、インランドノルウェー応用科学大学の看護技術演習や事例検討に参加し、現地の看護学生と看護師の役割について議論しました。さらに日本の学生は日本の文化や医療システムについて説明し、ノルウェーの学生は興味深く聞かれていました。
研修期間中、ホームステイをしました。ホストファミリーと一緒に生活し、現地の文化を体験することができました。北欧の夏はとても美しく、ホストファミリーとの交流は忘れられない思い出となりました。
⑧ノルウェー_演習中①

マックマスター大学

カナダ
3万人の学生と70以上の研究機関を擁する、カナダの名門大学。PBL(Protllem-BasedLearning)を開発した大学として知られています。2019年より交流を開始しています。

  • 海外研修プログラム(1~2週間)

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最近の国際交流事業

隔年毎にオンタリオ州にあるMcMaster大学看護学部における海外研修プログラム「国際看護論演習(3?4年次選択科目)」を実施しており、単位認定しています。2024年度にも実施予定です。カナダと日本の医療保健制度の比較、海外の看護教育の実際、医療保健の現場を実際に体験することで、カナダの持つ健康課題の理解を深め、国際的な視野を養う機会となっています。本研修は課題に沿った事前学習、研修中のディスカッション、研修後の発表会などを通して一貫した内容となるようにしています。
⑩マックマスター_学生と黒板
?マックマスター2019IMG_4121
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?ナイアガラ滝見学

国際的な視野で看護を学ぶ

国際看護論演習(3?4年次選択科目)

グローバル化により、看護師も異文化圏の患者さんと接する機会が増え、国際的な視野が求められています。3年次または4年次に選択履修できる「国際看護論演習」では実際に海外の大学を訪れ、保健医療システムや保健政策、看護職の役割の違いなどを比較しながら、看護の普遍的な概念や役割の多様性を学びます。※研修先はマックマスター大学を予定。

国際チーム医療演習

本学ではチーム医療をモットーとしていますが、国境を越えてチーム医療を実践していくための教育にも力を入れています。毎年開催している「国際チーム医療演習」では、看護学部の他、医学部、薬学部、医療衛生学部の学生と、海外交流校の学生が相模原キャンパスに集まり、ともにチーム医療について考えます。本学と海外学生による混合チームで症例について討論?発表を行い、各職種の役割やチーム医療の重要性を学びます。また、海外の保健医療福祉制度の違いを学び、その背景にある文化的な特徴を考えます。2020年度は博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@7ヵ国の学生と交流しました。英語を使用して討議を行っていきますが、言語や文化の壁を越えていかにチームを作っていくか、チームビルディングの力が試される演習です。
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