生命創薬科学科
(4年制)

研究志向に応える早期教育、修士課程を視野に入れた研究に打ち込める環境が魅力

生命創薬科学科の学び
カリキュラム詳細はこちら

早期から本格的な研究に携わるなど、研究意欲に応える環境が整っています。

化学、生物学、物理学をベースに、創薬をはじめ広く活躍する研究者に

生命創薬科学科は化学、生物学、物理学といった学問をベースに、創薬をはじめ幅広い分野で研究?開発に携わる研究者の育成を目指しています。北里柴三郎博士が設立した北里研究所は実学の精神のもと、さまざまな感染症研究とその予防?治療の成果を社会に活かしてきました。生命創薬科学科もそうした「研究を通じた社会貢献」の伝統を受け継ぎ、基礎薬学分野で先進的な研究に挑んでいます。

1年次から研究意欲を高める科目を開講。研究室への早期配属でじっくりと研究を

研究への意欲を高める研究者育成の入門編として、ノーベル賞を受賞した研究業績を通して研究の面白さを知る「生命創薬科学研究概説」、国公立や企業の研究所等を訪問し、研究者としての将来像を具体的に理解する「創薬科学への招待」などを1年次に開講しています。
2年次から専門的な科目を学んだ後、3年次後期には卒業研究がスタート。有機化学、創薬情報科学、薬理?薬物学、薬剤?分析学、衛生薬学、生化学?微生物学のほか、企業や医療現場と連携した実践的な研究にも取り組めます。

1年次から研究意欲を高める科目を開講。研究室への早期配属でじっくりと研究を

FROM PROFESSOR

確かな伝統と実績を持つ北里の研究環境のもと
新しい研究に挑戦してください。

本学科の教育?研究分野は化学系、生物系、物理系、薬理系と幅広く、臨床系の教員も多いため、幅広い領域で薬学の基礎研究?臨床研究を行うことができます。卒業研究のテーマも多様で、先進的な機器を備える生物系および化学系共有機器室などが在学生にも使えるよう整備され、高度な研究をサポートしてくれます。
生命科学の総合大学の強みを生かし、複数研究室の共同研究はもちろん、他学部や病院、研究所の協力も得られ、各研究室の教員が最新の研究成果を定期的に発表する白金シンポジウムや白金セミナーでは新たな相乗効果も生まれています。
さらに学校法人北里研究所では、各学部?施設による生命科学分野の学際的総合的共同研究AKPS(All Kitasato Project Study)にも取り組んでいます。
さまざまな世界的発見により医療を進歩させた北里柴三郎博士を学祖とし、大村智特別栄誉教授をはじめ、著名な研究者を数多く輩出してきた伝統ある北里の研究環境のもとで、皆さんも新たな研究に挑戦してほしいと思います。

大城 太一 教授

薬学部研究推進委員長
大城 太一 教授
微生物薬品製造学教室

産学連携の一環として、企業などと連携した寄附講座?共同研究講座等も開設

薬学部では研究の成果を社会に還元する「実学の精神」にもとづき、医薬品や食品、化粧品などの分野で企業や研究所、他大学との共同研究を進めています。さらに企業などと連携して、学内に社会的ニーズの高いテーマを研究するための寄附講座?共同研究講座等を設けています。

講座一例

  • スキンサイエンス共同研究講座
  • 薬剤師地域連携講座
  • 健康長寿ゲノム講座
産学連携の一環として、企業などと連携した寄附講座?共同研究講座等も開設 2023年の薬学部オープンキャンパスでは「スキンサイエンス共同研究講座」がラボ内を公開しました

2023年の薬学部オープンキャンパスでは「スキンサイエンス共同研究講座」がラボ内を公開しました

教育体制

早期から研究を意識した講座?演習を開設

生命創薬科学科では、1年次から研究の面白さを実感し、論理的思考を養う講義?演習を開講するなど、早期から研究者育成に向けた環境を整えています。2年次では創薬から環境衛生まで研究分野の幅広さを知る講義などで、自分が興味のあるテーマを見つけて研究へのモチベーションを高めます。
配属された研究室では4年生全員が自らの卒業研究をもとに卒業論文を作成し、学内の大村記念ホールで本格的な論文発表を行います。

生命創薬科学科4年次に行われる卒業研究発表会

生命創薬科学科4年次に行われる卒業研究発表会

学会発表

学部や修士課程在籍時に学会に参加?発表も

薬学に関わる多様な研究者?技術者が所属する日本薬学会による、薬学系学会最大規模の研究発表会が「日本薬学会年会」です。生命創薬科学科をはじめ薬学部、大学院薬学研究科の学生は、例年この大会に参加して研究発表を行い、学生優秀発表賞(ポスター発表の部?口頭発表の部)も受賞しています。このほか研究室の専門分野に応じて以下のような学会にも在学中から参加し、その研究内容は高く評価されています。

2023年以降の主な受賞者(※学年および研究室は受賞当時のもの)

日本薬学会第143年会

  • 学生優秀発表賞(口頭発表の部)
    生薬学教室 薬学部5年
  • 学生優秀発表賞(ポスター発表の部)
    生薬学教室 博士後期課程1年
    生化学教室 博士課程3年
    微生物薬品製造学教室 修士課程1年
    微生物薬品製造学教室 修士課程2年
    微生物薬品製造学教室 生命創薬科学科4年
    薬品製造化学教室 修士課程1年
    薬品製造化学教室 修士課程2年
    薬物動態学教室 薬学科5年

第96回日本生化学会大会

  • 若手優秀発表賞
    衛生化学教室 修士課程2年

第8回日本薬学教育学会

  • 優秀発表賞
    臨床薬学教育部門 薬学科6年

第44回日本臨床薬理学会学術総会

  • 優秀発表賞
    医薬開発学研究室 博士後期課程3年(2名)

フォーラム2023 衛生薬学?環境トキシコロジー

  • 優秀若手研究者実行委員長賞
    衛生化学教室 修士課程2年

第52回複素環化学討論会

  • 学生優秀発表賞(口頭)
    医薬品化学教室 博士後期課程3年

第42回鎮痛薬?オピオイドペプチドシンポジウム

  • 優秀発表賞(ポスター)
    生命薬化学教室 修士課程2年

第85回有機合成化学協会関東支部新潟シンポジウム

  • 優秀発表賞(口頭)
    生命薬化学教室 修士課程2年

日本薬学会レギュラトリーサイエンス部会
第9回次世代を担う若手のためのレギュラトリーサイエンスフォーラム

  • 優秀発表賞
    医薬開発学研究室 修士課程2年

日本毒性学会 生体金属部会主催
メタルバイオサイエンス研究会 2023

  • 若手優秀研究賞
    衛生化学教室 修士課程2年

第32回ビタミンE研究会

  • 奨励賞
    衛生化学教室 修士課程2年

公衆衛生学教室

生命創薬科学科の授業を一部ご紹介します。公衆衛生学教室では環境中の有害物質から人々の健康を守り病気を未然に防ぐ予防医学の観点で研究を行っています。

Real Voice

一覧を見る