専門性+α

「専門性+α」の
実力を身につける
機会も豊富です。

薬学に関連の深い
健康?栄養分野と資格

薬学と関係の深い健康?栄養分野も必要に応じて学べます

医薬品の研究者として、薬剤師としてサプリメントや健康食品による健康被害を防ぎ、薬との相互作用を検討するため、生命創薬科学科?薬学科は「栄養」「健康」「食品」「サプリメント」などに関する科目も開講しています。 また食品やサプリメントに関する「NR?サプリメントアドバイザー」や「健康食品管理士」に対応した講義も開講し、資格取得の道を開いています。

所定の科目を履修すれば受験資格を取得できる資格

  • 「NR?サプリメントアドバイザー」資格〈日本臨床栄養協会〉(薬学科)
  • 「健康食品管理士」資格〈日本食品安全協会〉(薬学科、生命創薬科学科)

その他の資格や業務について

一般に6年制薬学部を卒業すると「食品衛生管理者」などの資格が取得できます。また薬剤師国家資格を取得することで「毒物劇物取扱責任者」などの資格が取得でき、公務員試験合格後の「麻薬取締官」といった業務就任も可能になります。

栄養情報担当者(NR)養成講座

栄養情報担当者(NR)とは

栄養情報担当者(略称NR、英語名Nutritional Representative)は、保健機能食品やその他の健康食品の機能性、安全性、健康被害情報などに関する正しい知識を有し、消費者に対して適切な情報を提供し、消費者自らの判断による食品の選択が適切に行なえるようにすることを主な業務とするアドバイザリースタッフで、独立行政法人 国立健康?栄養研究所理事長の認定を受けた者のことをいいます。

※栄養情報担当者(NR)の詳細については、独立行政法人国立健康?栄養研究所ホームページ https://www.nibiohn.go.jp/ をご覧下さい。NR各種手続のご案内、NRロゴマークについて、国立健康?栄養研究所主催NR研修会のお知らせ、NR(栄養情報担当者)についての説明、指定養成講座連絡先一覧、NR(栄養情報担当者)認定規程、NR(栄養情報担当者)認定細則、NR(栄養情報担当者)養成講座指定細則、NR(栄養情報担当者)必要様式集などを閲覧もしくはダウンロードすることができます。


本講座開講の目的

特定保健用食品や栄養機能食品などの保健機能食品の制度は、食生活において、生活習慣病などの予防に食品の機能性を積極的に活用したいという社会的ニーズに応えるために創設されたものであり、これらを有効に活用することで、健康の維持増進だけでなく、疾病リスクの低減効果も期待できるようになってきました。しかし、一般的には、有効性や安全性が確認されていない健康食品などと混同されている場合も多く、ある種の健康食品を摂取することによる健康被害や医薬品との相互作用に関する問題も発生しており、保健機能食品や健康食品に関する正しい知識を取得することは、薬剤師にとっても重要な課題です。本学部の従来のカリキュラムの中でも種々の講義において、この問題は取り扱われてきましたが、これらに関する知識をより積極的に関連付け、統合し、実用性の高い知識と技術を取得できるようにすることを目的として、本講座を開講しました。

本講座を受講?修了した者は、栄養情報担当者(NR)資格認定試験(毎年6月)を受験することができます。


NRの認定?登録?更新の流れ

本学部の1~4年を修め、3年次~4年次にかけて開講されるNR養成講座対応講義(独立行政法人 国立健康?栄養研究所が指定する履修科目に対する本学部の対応講義(次項の「カリキュラムについて」を参照のこと)を全て受講?単位取得し、NR養成講座修了試験(4年次1月末頃)に合格し、かつ卒業もしくは薬学共用試験に合格した者に受験資格が与えられます。

NR認定試験(毎年6月)を受験(受験料20,000円)して合格すると、「独立行政法人国立健康?栄養研究所認定栄養情報担当者認定試験合格証書」を受理し、NRとして登録することができます。
(但し、NR認定試験合格者に対する資格認定の始期は、大学卒業日以降と定められています。)

登録後は、独立行政法人 国立健康?栄養研究所が主催するセミナー(無料)や指定する学会等に参加して12単位以上(最終年には4単位以上必須)取得することで、3年毎に更新(手数料3,000円)することができます。

講座に関するお問い合わせ先

本講座担当責任者
博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@薬学部教授 小林義典(生薬学教室)

博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@薬学部事務室教務課
電話03-5791-6486

栄養情報担当者(NR)養成講座指定科目および対応講義?履修年次の対照表
指定講座 対応科目と履修年次
3年前期 3年後期 4年前期 4年後期
栄養食品学特論 衛生化学1 衛生化学2 健康食品論
植物薬品化学   調剤学
臨床医学?薬学特論 臨床生化学 臨床栄養学 医療関連制度
生物薬剤学 健康食品論
東洋医学概論  
健康食品 衛生化学1 衛生化学2 健康食品論 OTC治療学
植物薬品化学   医薬品安全性学2
食品の表示     健康食品論
食品の安全性と衛生管理   衛生化学2
栄養?食生活、「健康食品」と生活習慣病 臨床生理学1 臨床生理学2  
  臨床生化学  
  健康科学1  
栄養教育特論 臨床栄養学
    医療心理学
科学的根拠に基づく栄養実践活動 医薬品安全性学1
    健康科学2
    医薬品情報学1
NR倫理 医療倫理学 健康食品論  
臨床栄養学
関連法規   衛生化学2 薬事関係法規
    健康食品論
健康科学2  
健康科学?栄養学トピック   健康科学1  



演習科目 3年前期 3年後期 4年前期 4年後期
安心できるアドバイス 健康科学1 医療心理学 病院?薬局実習事前実習
科学的根拠に基づくアドバイス 健康科学1 プレゼンテーション実習 病院?薬局実習事前実習



※1 複数の指定講座に対応している科目は、2科目め以降、   で表している。
※2 各対応科目中のNR養成指定講座に対応する範囲は、シラバス中の各科目の項に記載する。

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漢方医薬学履修プログラム
(薬学科)

北里の漢方治療の実績を受け継ぎ、薬学部と一体となった実践的な漢方教育を行います

1972年開設の博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@東洋医学総合研究所(病院)では漢方?鍼灸治療センターを中心に、科学的見地から日本の伝統医学である漢方(東洋医学)の治療と研究に取り組んできました。いわば漢方は北里の伝統ある学問分野の一つ。
その伝統を受け継ぎ、薬学科では「漢方医薬学履修プログラム」を設けています。これには博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@薬学部附属東洋医学総合研究所と北里研究所病院の漢方?鍼灸治療センターが協力。漢方を専門とする研究者、医師、薬剤師が学部教育に参加します。学生は「漢方調剤薬局実務演習」で漢方?鍼灸治療センターでの薬局実習も経験するなど、漢方治療の現場と連携した実践教育が受けられます。

漢方医薬学履修プログラム

医療ボランティア実習
(薬学科)

医療や福祉の現場でのボランティア経験から学びます

医療人に求められる自覚と、人間性、倫理観などを養うために、医療?福祉現場でボランティア活動を行う 「医療ボランティア実習」プログラムが用意されています。これは講義で医療ボランティアの意義や高齢者福祉などを考察した後、特別養護老人ホームなどの協力を得て、約1週間のボランティアを行うもの。薬学科 3 年次以上を対象に、約40人の履修定員 (2021 年度実績)で実施。高齢者の医療?福祉について、経験から学ぶ貴重な経験をしました。

医療ボランティア実習(薬学科)