薬の効き方を知る薬理学の視点から生命のメカニズムを探り、創薬へ応用する 薬の作用を知る薬理学は、生命現象から創薬まで幅広く関わる興味深い分野です。その中でも私たちは網膜の血管に注目して、血管が形成されて維持されるメカニズムを研究しています。網膜血管の異常は、網膜症や緑内障など失明リスクの高い疾患と深く関わっています。新たに分かった血管維持のメカニズムから、網膜の血管が障害されて失明する事態を回避できる、新薬が開発できるかもしれません。