生物環境科学科4年生の4名が学会で研究発表しました。

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生物環境科学科4年生の4名が学会に参加し、研究発表を行いました!!

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2023年度 農業農村工学会東北支部研究発表会(2023年11月1日:盛岡市)にて、生物環境科学科4年生4名が研究発表しました。発表者にとって、はじめての学会発表のため緊張していましたが、とても良い経験になったようです。

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磯貝尚吾

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私は,「青森県の新規免許取得者の意識の変化-猟友会入会に対するCOVID-19の影響-」という題目で発表を行いました.青森県は狩猟による獣害防止を推進しているのに対し,現在捕獲の担い手である猟友会の会員数は減少しています.先行研究では,会員数の増加には,会員との交流や情報発信が必要とされていますが,COVID-19の影響で人々が猟友会に触れる機会は減少しています.本研究では,狩猟や猟友会に対する意識の変化を明らかにすることを目的とし,狩猟免許新規取得者にアンケート調査を行いました.その結果,新規取得者の猟友会に対する意識は,COVID-19により猟友会に触れる機会が減少したことで猟友会内での交流を重視しないように変化したことを明らかにしました.自らの研究成果について発表を行い,一定の評価を得られたことに達成感を覚えた一方,質疑応答や講評では,研究としての課題点やより深めていくべき点も指摘され,非常に有意義な経験となりました.

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山脇和真

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今回,農業農村工学会では「ナガイモ栽培における奇形要因の解明~TDRを用いたナガイモの畝と畝間の不連続土壌における溶質移動の評価~」という題目で発表を行わせていただきました.青森県では,ナガイモといった根菜類の栽培が盛んです.しかし,生育時に生じる奇形による収量の減少が問題となっています.本研究では水分移動に伴う溶質移動がナガイモの奇形に影響するのかを研究しました.今回の発表では,発表スライドの作成に時間を取られ,ほとんど原稿を暗記せずに本番では朗読のような形になっていました.他の発表者は原稿なしで読めており,準備不足を実感させられました.一方で今回のような外部の会場で人前に出て発表するという経験ができたことは有意義な経験となり,卒業発表会の良い練習となりました.社会人になってもこの経験は自分のモチベーションの維持につなげていけると思いました.

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栗田 一唯、相原 乙葉

農業農村工学会の灌漑排水、材料?施工部門で、「かんがい期のかんがい水の水質と溶脱に関する-考察」という論題で発表を行いました。この部門の発表者は社会人の方が多かったため、研究内容だけでなく発表の仕方など立ち振る舞いが非常に勉強になりました。発表においては、初めての外部での発表ということもあり緊張し、発表練習が足りていないことを身に染みて実感しました。質疑応答では、研究の不足部分が明確になり、今後の卒論研究を進める上で非常に貴重な経験となりました。

研究発表後は参加した学生による交流会に参加しました。交流会では大学ごとに用意したスライドを用いて、各大学の生活や取り組んでいる研究について発表を行いました。彼らの紹介からは、研究に対する熱意を感じ、良い刺激を受けました。他大学との交流は初めてであり、どのような環境で研究を行っているのかを知ることができ、非常に貴重な経験となりました。