医療情報学研究室

研究室について

研究テーマ

生体モデルを使った生体情報の測定の研究,生命情報学の分野におけるデータ処理に関する研究,ネットワーク環境における医療情報システムの研究,ネットワーク環境における医療機器監視システムの研究を行っている.

生体シミュレータの開発

慢性腎不全の治療として血液透析がある.血液透析では脱血?返血のために自己血管を用いてバスキュラーアクセス(VA) を作成する.そのためVA のモニタリングは重要な課題であるが,VAモニタリング手法の開発?評価のために必要なVA シミュレータは存在しない.そこで,上腕動脈流,静脈流,末梢部のコンプライアンス(血管の柔らかさ) を協調制御するVA シミュレータに関する研究?開発を行っている.

生命維持管理装置遠隔支援システムの開発

生命時維持管理装置から発生するアラーム,およびデータをウェアラブルデバイスを使用して受信し,解析方法を考案することで機器の遠隔監視実現の可能性を提示する.

眼瞼裂測定法と実装システムの開発

眼瞼の機能不全により, 眼瞼下垂や眼瞼後退の症状が発生する. 眼瞼の機能の指標として, 瞼縁角膜反射距離や眼瞼裂長(PFL)などが使用される。ArUcoマーカと顔のランドマーク推定を用いて正面の顔画像から自動でPFLを測定する方法を考案し, 自動眼瞼裂測定システムをOpenCV, dlibを用いて開発を行なっている.

メンバー

プロジェクト?研究業績

プロジェクト

研究業績

著書?論文

著書
臨床工学技士のための基礎電子工学,コロナ社,2010-01

論文
H. Inaoka, K. Kobayashi, S. Nebuya, H. Kumagai, H. Truruta, Y.Fukuoka:Derivation of NARX models by expanding activation functions in neural networks, IEEJ Transactions on Electrical and Eletronic Engineering, 14(8), p1209-1218, 2019

学会発表

特許