教育

物理学単位では、一年次生の基礎教育科目として「物理学」、「物理学要習」、「物理学実験」を開講しています。「物理学」では、大学での勉学に必要不可欠な、物理学の基礎を教育します。力学、熱学、波動、電磁気学が主な内容です。「物理学要習」は、高等学校での物理の学習に不安がある学生が、大学における「物理学」を無理なく学べるようにするため、「物理学」と並行して、大学教育の視点にたって、高等学校レベルの物理学の講義と演習をおこないます。「物理学実験」は、実験を通して物理学を理解するとともに、物理学の基本的な実験の方法を学べるようにします。

教育方針

本学では、多様な学習歴の学生を受け入れていることから、物理学単位では、どのような学習歴の学生にも 前提となる条件を求めず、学部移行後に必要となる物理学の基礎が学べることを基本に据えて、 次のような方針を立てています。
  1. 博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@は、生命科学の総合的な教育?研究機関として活動しており、物理学は その基礎として必須であることを踏まえて、教育内容を選定する。
  2. 生命科学系の大学であるため、高等学校で「物理基礎」までしか選択していない学生が多くおり、 そのような学生にも、「物理」まで選択した学生と一緒に、学部の専門課程で必要となる物理学が 学べるように、教育内容と教育方法に配慮する。
  3. 教育内容は、基本的でわかり易いことがらから始め、必須なことがらを網羅しながら、 進んだ内容を提供するように構成する。
  4. 教育方法では、きめ細かく丁寧に対応し、学生が理解できているかどうかを確認しながら 教育を進める。理解しにくい内容があれば、十分理解し納得がいくまで説明する。
  5. 上記の方針を具体的に実行するため、講義の教材として、物理学のいろいろな現象を具体的に 目の前で見せる演示実験、講義内容を理解できていることを確かめるための演習問題、 などを豊富に取り入れる。
  6. 講義時間外でも、積極的な質問を歓迎し、必要に応じて補講も行う。

物理学実験

物理学実験は、実験を通して物理学の大切な事柄の本質を理解するとともに、 物理学の基本的な実験の方法を学べるようにします。「重力加速度の測定」「熱の輸送の実験」 「屈折率の測定」「電気抵抗の測定」「ヤング率の測定」「超音波による音速の測定」「光の干渉の実験」 「電気回路の実験」の8つのテーマが用意され、それらの内容を理解するとともに、物理学の実験における測定法、 データの記録法、理論式を用いたデータの処理法、関連した文献の使用法、結果の検討法について学びます。

物理学要習

物理学、化学、生物学の「要習」シリーズは、多様な学修の仕方で入学してきた学生に、 大学での勉学に必要な自然科学の基礎を、無理なく完璧に理解してもらおうという意気込みが込められた特徴ある講義です。 「物理学要習」は、物理学単位の教育方針を具体的に実現するための重要な開講科目です。 基本的なことを講義し、その理解を確かめるために直後に演習を行います。物理現象をあまり見たことがない学生のために、 典型的な物理現象の演示実験も行います。講義時間中はティーティングアシスタントが待機し、質問に答えたり、 丁寧に説明を行ったります。