腎臓内科

腎疾患の早期診断と治療開始を目指します

当科は、1)先ず内科医たれ、2)腎炎~透析~腎移植は三位一体、3)地域医療への貢献を、がモットーです。特に病診連携を重要視し、腎疾患の早期診断と治療開始を目指します。ご依頼をいただいた際は速やかに受診、入院いただけるよう徹底しております。腎疾患はもとより腎機能障害の患者さんの循環器呼吸器、消化器、神経、骨関節、血液異常など幅広い分野の異常をお受けいたします。治療後はご紹介元へお願いいたしますが、病状により一定期間で当科をご受診いただき、ご一緒に診療継続させていただきます。

科長 竹内 康雄
科長 竹内 康雄

主な対象疾患

腎臓病全般

原発性?続発性の糸球体?間質性腎炎、膠原病、血管炎、糖尿病腎症

腎不全、維持透析患者さんに生じた合併症

不明熱や原因特定の困難な炎症反応、神経、骨関節、循環器、呼吸器、消化器、血液異常、感染症:
専門科診療の必要性がある場合は該当診療科に速やかにご相談しています。

腎移植

すでに移植されている方、これから考えている方

高血圧、動脈硬化性疾患

難治性や高血圧による合併症も含みます:
閉塞性動脈硬化症の早期診断、早期治療介入に努めています。

電解質数値の異常

高?低ナトリウム、カリウム、カルシウムなど

特徴?特色

高度先進?特殊医療

特になし

診療実績

入院治療症例の概要

以下のように多種多様な疾患の診療を行っております。

  2023年度 2022年度 2021年度
原発性糸球体腎炎 166 132 108
膠原病関連、APS 29 13 22
血管炎関連、抗GBM腎炎 7 12 13
糖尿病性腎症 86 97 94
糖尿病以外の代謝性腎疾患 4 2 4
感染性腎炎、HUS 6 3 1
急性?慢性尿細管間質性腎炎 8 9 13
腎硬化、悪性高血圧、動脈硬化性疾患 35 25 21
血管性疾患 30 35 36
内分泌、電解質異常 10 6 5
腎移植後拒絶反応、合併症治療 - - -
血液?腹膜透析導入 82 95 121
維持透析合併症 30 10 16
遺伝性腎疾患、妊娠合併症 6 10 7
急性?慢性腎障害(非透析期) 29 37 30
原因不明のCKD(萎縮腎) 42 58 63
不明熱、血液異常、その他 8 14 8
  • 血管炎:紫斑病性腎炎、ANCA関連血管炎、クリオグロブリン腎症
  • 代謝性腎疾患:肥満腎症、痛風腎、アミロイド腎、骨髄腫腎
  • APS:抗リン脂質抗体症候群
  • 抗GBM腎炎:抗糸球体基底膜抗体腎炎
  • HUS:溶血性尿毒症性症候群
  2023年度 2022年度 2021年度
腎生検数 98 90 60
献腎移植 1 7 2
生体腎移植 2 5 4
先行的腎移植 4 3 1
血液浄化センター治療総数 5,297 5,098 5,811
  • 腎移植は、泌尿器科との連携で診療を行っています。
  • 血液浄化センターでの血液浄化療法~血液浄化治療について:90%は血液(ろ過)透析ですが、LDL吸着、血漿交換、免疫吸着、エンドトキシン吸着、白血球除去、腹膜透析等、多くの血液浄化療法を行っております。

ご受診を希望の方へ

当院は特定機能病院の承認医療機関です。受診には診療所?病院からの紹介による受診を原則としております。当院の受診を希望される場合は原則として、他の医療機関(かかりつけ医)からの紹介状が必要となります。
紹介状をお持ちでない初診の場合は、医療費とは別に初診時保険外併用療養費(自費)として7,700円(税込)をご負担いただきますのでご了承ください。
詳細につきましては「診療を受けられる皆様へ」をご覧ください。

また、当院を初めて受診する方は「初めて受診する方(初診の方)へ」をご参照ください。
お久しぶりの受診をご希望の方は「通院中?再診の方へ」をご参照ください。

ご紹介時のお願い

ご紹介、お問い合わせは内科総合初診外来へお願いいたします。
月曜~金曜に腎臓内科の初診外来を行っております。

緊急の場合は外来から連絡を受けた入院担当病棟チーフが対応いたします。

  1. 健診や過去の検査結果、血圧記録手帳などございましたらお持ちください。また、ご家系の腎臓病、血圧異常についてお伺いいたしますのでおわかりの範囲で情報をいただければ幸いです。
  2. お薬手帳など処方薬の内容がわかるものをお持ちください。過去のものについてもお願いいたします。

一定の治療が終了いたしましたらご紹介いただきました医療機関での経過観察をお願いすることになりますが、病状により一定期間ごとに当科外来にお出でいただくこともございます。

このような症状、検査の異常の方はいらっしゃいませんか?

このデータ変だな?、大したことはなさそうに見えるけど一応相談しておくか、それで結構でございます。ご相談、ご紹介ください。

  1. 「むくみが急にでてきた、むくみがなかなかひかずに悪化する」「尿の量が少なくなった、夜間に多くなった、尿の泡立ちが消えない、尿が褐色に濁る」「健診で腎機能が悪い、尿蛋白や血尿にチェックがついた、以前から言われている」:
    腎不全の発症?進行、腎炎による尿蛋白増加や血尿などによる症状かもしれません。
  2. 上記の症状に発熱、関節の痛みや腫れ、皮膚の紅い斑点や出血(全身どこでも)、しびれを伴う:
    膠原病、血管炎などの重症の全身病の可能性があります。
  3. 糖尿病の診断がついていて:
    腎機能の数値が正常以下あるいは正常値を大きく上回るeGFR値、一般尿検査で尿蛋白がある、微量アルブミン尿が陽性である、のような方。確定診断と早めの合併症対策が推奨されます。
  4. 現在維持透析をしていて:
    原因のわからない発熱や炎症反応がある、貧血や血小板数値異常が治らない、息切れや腹痛などの症状がある。
  5. なかなか血圧が下がらない、動脈硬化による病気が心配。

腎臓内科

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