整形外科
幅広い領域の整形外科疾患に対し、専門性を生かした高度な医療を提供いたします
博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@整形外科は現在、約50名のスタッフで診療を行っております。
整形外科は頚部から下の全身の骨?関節?筋肉?神経に関連する運動器疾患をカバーしており、当科では疾患に応じて専門のチームを編成し、先天性疾患から加齢に伴う変性疾患、骨折などの外傷性疾患、腫瘍性疾患など、幅広い整形外科疾患に対して患者さんの納得できる治療を提供できるよう診療体制を整えております。紹介?逆紹介を通して地域の病院、診療所、開業医の先生方との病診連携を積極的に行い、包括的な治療を提供しつつ特定機能病院としての役割をより充実して果たせるよう、努力しております。
- 注)
- 原発性骨軟部腫瘍など一部の腫瘍性疾患は専門機関へ紹介させていただく場合があります。
科長 井上 玄
主な対象疾患
脊椎?脊髄疾患
小児?成人脊柱変形疾患、脊髄症、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍など
関節疾患
変形性関節症、靭帯損傷、半月板損傷、軟骨損傷、軟骨壊死、肩腱板断裂、反復性脱臼など
手の外科
手根管症候群、肘部管症候群、腱断裂、母指CM関節症、骨折後の変形治癒など
小児疾患
内反足、先天性股関節脱臼、大腿骨頭すべり症、ペルテス病、脳性麻痺?筋ジストロフィーなどの神経筋原性疾患に伴う整形外科疾患など
骨粗鬆症
難治性、重症骨粗鬆症を含む原発性?二次性骨粗鬆症など
特徴?特色
- 高い専門性を有する「脊椎」「股関節」「膝関節」「肩関節」「手の外科」「救急?外傷」「小児整形」「スポーツ整形」の各診療チームが高難易度の手術療法に対応しています。複雑な病態に対しては、複数のチームで連携し、対応いたします。
- 小児?成人の脊柱変形手術を広く全国から受け入れています。神経?筋原性疾患などの難病に伴う脊柱変形に関しては、全国から患者さんが来院されます。
- 関節疾患に対しては各種人工関節手術のほか、患者さん自身の関節を温存した「骨切り術」も積極的に取り入れ、患者さん個々の状態に適した治療を行っています。
- 肩?膝?股関節などの幅広い関節疾患に対し、低侵襲な内視鏡手術を導入しています。
- 内反足、先天性股関節脱臼などの小児整形外科疾患に対して専門的かつ包括的な治療を行います。
- 高い専門性を必要とする手の疾患に対し、手の外科専門医が対応いたします。
- 高次外傷に伴う重症度の高い骨折などの外傷性疾患に対し、救急部門と連携し、適切な治療を行います。
- 通常の治療が困難な骨粗鬆症に対し、エビデンスに基づいた確実性の高い治療を行います。
- 入院ならびに外来リハビリ対応病院と連携し、円滑に日常生活への復帰を援助します。
高度先進?特殊医療
- 脊椎ナビゲーション?脊髄誘発筋電図を用いて安全性に配慮した高難易度脊椎手術を行っています。
- 関節疾患に対し、経年的な変化を見越した骨切り手術を積極的に取り入れています。
- 特に若年の患者さん、プロスポーツなど高いレベルで運動を行っている患者さんに対し、早期復帰と長期間の関節機能の維持を両立できるよう、股関節、肩関節、膝関節を中心に関節鏡を用いた低侵襲手術を行っています。
- 博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@病院骨バンクと連携し、同バンクから提供される同種骨?靭帯(他の人から提供いただいた骨を適切に処理?加工したもの)を用いた骨移植を保険診療として行い、手術の際の侵襲の軽減に努めています。
診療実績
手術実績
手術名 |
2023年 |
2022年 |
2021年 |
脊椎側彎症手術 |
59 |
55 |
47 |
脊椎固定術 |
129 |
126 |
118 |
椎弓切除術、椎弓形成術 |
111 |
90 |
111 |
骨折観血的手術(インプラント周囲骨折、関節内骨折を含む) |
103 |
99 |
104 |
骨内異物(挿入物を含む)除去術 |
84 |
84 |
91 |
偽関節手術、変形治癒骨折矯正手術、骨長調整手術 |
23 |
20 |
21 |
人工骨頭挿入術 |
17 |
5 |
13 |
人工関節置換術 |
382 |
330 |
326 |
人工関節再置換術 |
11 |
8 |
11 |
骨盤骨切り術、臼蓋形成手術、寛骨臼移動術 |
8 |
8 |
8 |
骨切り術 |
26 |
19 |
14 |
関節鏡下股関節唇形成術 |
10 |
4 |
16 |
関節鏡下半月板縫合術 |
13 |
23 |
28 |
関節鏡下半月板切除術 |
23 |
19 |
8 |
関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯) |
15 |
15 |
10 |
関節鏡下靱帯断裂形成手術(その他の靱帯) |
5 |
8 |
3 |
関節鏡下肩腱板断裂手術 |
49 |
38 |
35 |
関節鏡下肩関節形成術 |
18 |
20 |
14 |
手根管開放手術 |
79 |
89 |
61 |
腱鞘切開術 |
61 |
53 |
48 |
デュプイトレン拘縮手術 |
7 |
6 |
4 |
股関節筋群解離術 |
7 |
10 |
4 |
筋切離術、切離?切除術 |
12 |
13 |
3 |
四肢切断術 |
7 |
7 |
15 |
同種骨移植術(非生体) |
81 |
81 |
111 |
ご受診を希望の方へ
- 初診で受診される際には、かかりつけの先生からの紹介状の持参をお願いしております。初診後の診療を円滑に進めるため、可能な範囲でこれまで行った検査結果やお薬手帳を持参してください。
- 疾患により、かかりつけの医療機関との併診をお願いする場合があります。円滑な診療を行うため、病診連携にご協力をお願いいたします。
- 大学病院での診療が終了した方は、紹介元の医療機関への逆紹介をお願いしております。
以下の場合につきましては、近隣の関連病院への受診を案内させていただくこととなります。
- 紹介状(診療情報提供書)のない初診の患者さん
- 再診予約がなく、半年以上受診がない患者さん
- 他科受診中であるが、整形外科に関しては初診または半年以上受診がなく、受診科からの整形外科受診依頼をお持ちでない患者さん
特定機能病院としての社会的役割を円滑に遂行するため、患者さんのご協力をお願い申し上げます。
ご紹介時のお願い
- 患者さんには紹介状の持参をお願いしております。紹介元の先生には経過、画像などの診療情報を提供いただき、手術が必要な患者さんを優先的にご紹介いただければ幸いです。
- 複数曜日に外来がある場合(例:脊椎外来は月曜日?木曜日)、新患担当医が曜日によって異なりますので、来院される際にご注意ください。
- 大学病院での診療が終了した方は逆紹介をお願いしております。当院紹介の際、その旨を患者さんに申し添えていただけましたら幸いです。
- 多くの患者さんが来院されるため、精密検査には週単位?月単位の時間を要する場合もありますのでご承知おきください。