輸血部は医師3名(日本輸血?細胞治療学会認定医2名)、臨床検査技師8名(認定輸血検査技師制度協議会認定輸血検査技師4名)、事務員1名で構成されています。輸血部門の基本的な業務である輸血用血液の製剤管理?輸血前検査は、臨床検査技師が中心に行っており、臨床検査部と協力して、24時間体制を実施しています。また自己血の採血?処理?保管、移植関連業務等も実施しております。
安全な輸血体制を継続的に維持できるように、スタッフ一同日夜努力を重ねており患者様に、安心して輸血療法を受けて頂く事ができます。
手術や輸血を受ける場合には、事前に患者様のABO血液型、RhD血液型の検査を行っています。
輸血歴や妊娠歴のある方は、輸血する血液と反応する抗体を保持している場合があります。輸血前に不規則抗体検査を行う事で、抗体を有していても患者様と適合する血液を速やかに準備する事ができます。
輸血する血液と患者様の血液の適合性を確認する検査です。
日本赤十字血液センターより輸血用血液製剤を取り寄せ、使用するまで適切に保管管理を行っています。輸血が必要になった場合には、適合する製剤を迅速に供給しています。
血液製剤(特定生物由来薬品)であるアルブミン製剤の管理を行い、必要に応じて適正な製剤を迅速に供給しています。
予定手術で、自分の血液を輸血できるように自己血採血室で患者様の血液の採血を行っています。自己血採血は、中央採血室の看護師の介助の元、医師が行っております。輸血部では採血した自己血の白血球除去処理を行い、副作用の少ない自己血として手術予定日まで個別に保管しています。
採血した自己血の血漿を分離して、血漿中に含まれる凝固因子を濃縮し糊状にして手術予定日まで凍結保管致します。作製した自己フィブリン糊は、手術時に局所止血剤、生体接着剤として使用しています。
手術当日、手術室で麻酔導入後に麻酔医の管理下で、自己血採血を行い、術中に使用するまで保管しています。
生体腎移植の前検査として組織適合性検査(HLATyping?リンパ球クロスマッチ)と献腎移植登録のためのHLATyping検査を行っています。
治療前に患者様の末梢血より採取した幹細胞(血液細胞を産生する細胞)を適切に処理し、移植まで液体窒素で凍結保管しています。
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
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輸血検査件数 | |||
血液型検査 | 13,696 | 12,474 | 12,896 |
不規則抗体スクリーニング検査 | 9,600 | 10,199 | 9,885 |
交差試験本数(製剤準備数) | 28,283 | 28,883 | 29,434 |
輸血申込件数(伝票枚数) | 15,948 | 16,972 | 17,145 |
日赤血液製剤使用単位数(200mL換算) | 61,348 | 68,217 | 64,171 |
赤血球製剤使用単位数(200mL換算) | 16,488 | 16,672 | 16,476 |
血漿製剤使用単位数(200mL換算) | 14,630 | 13,170 | 12,050 |
血小板製剤使用単位数(200mL換算) | 30,230 | 38,375 | 35,645 |
自己血使用単位数(200mL換算) | 1,885 | 1,397 | 1,399 |
自己血採血本数 | 1,028 | 784 | 769 |
自己フィブリングルー作製本数 | 10 | 8 | 0 |
自己末梢血幹細胞移植患者数 | 6 | 9 | 14 |
自己末梢血幹細胞採取患者数 | 2 | 9 | 12 |
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