研究室紹介
薬剤学教室
English医薬品の体内動態を定量的に理解し、創薬の加速化と臨床での適正使用の実現を目指す。
生物薬剤学とは、薬物を「薬剤」として患者さんに投与した後の体内の薬物の挙動を支配するメカニズムを理解する学問です。薬物の体内動態は、吸収(Absorption)、分布(Distribution)、代謝(Metabolism)、排泄(Excretion)のいわゆる"ADME"により制御されています。近年、薬物の"ADME"は、薬の物理化学的性質のみならず、様々な分子の機能により薬物選択的に支配されていることが解明されています。また、これら分子の機能は様々な要因により変動し、それらの総体として、薬物の体内動態の個人差が生まれます。
我々は、薬物動態を支配する要因とその定量的な寄与を明らかにするとともに、in vitro実験の結果をもとにin vivo体内動態の予測に繋げるための様々な取り組みをしています。
生物薬剤学とは、薬物を「薬剤」として患者さんに投与した後の体内の薬物の挙動を支配するメカニズムを理解する学問です。薬物の体内動態は、吸収(Absorption)、分布(Distribution)、代謝(Metabolism)、排泄(Excretion)のいわゆる"ADME"により制御されています。近年、薬物の"ADME"は、薬の物理化学的性質のみならず、様々な分子の機能により薬物選択的に支配されていることが解明されています。また、これら分子の機能は様々な要因により変動し、それらの総体として、薬物の体内動態の個人差が生まれます。
我々は、薬物動態を支配する要因とその定量的な寄与を明らかにするとともに、in vitro実験の結果をもとにin vivo体内動態の予測に繋げるための様々な取り組みをしています。
研究室NEWS
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2024.05.14 研究室紹介のオリジナル動画できました! 日本薬物動態学会の企画で、"手作りの動画で研究室紹介をする"コーナーの1番目に当研究室が選ばれました!
教授ほぼ一人で作成する(※動画のバックの音楽も自ら作曲しています...)のは相当大変でしたが、以下のリンクよりぜひご覧くださいませ。
動画はこちら
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2023.03.16 新しい「薬物速度論」の教科書が完成しました! 2023年度の「薬物速度論」の授業で用いる教科書が完成いたしました!
基本は、本学の薬物速度論の授業コマの進め方と連動する形で作成しております。
タイトルは、京都廣川書店の社長さんがつけてくださったもので、決して著者自身が付けたものではありません!(多少気恥ずかしいです...)。 -
2023.03.03 前田が責任著者の論文がASPETの"The James R. Gillette Award"に選出されました。 前田が責任著者である論文が、ASPET (American Society for Pharmacology and Experimental Therapeutics)の"The James R. Gillette Award"に選出されました。
このAwardは、Drug Metabolism and Disposition誌に2022年に掲載された論文の中で、a) Drug Metabolism and b) Disposition and Pharmacokineticsの2領域から1本ずつbest paperとして選出されるものです。
対象論文は、
Kazuyoshi Michiba, Kazuya Maeda, Osamu Shimomura, Yoshihiro Miyazaki, Shinji Hashimoto, Tatsuya Oda and Hiroyuki Kusuhara
Usefulness of Human Jejunal Spheroid–Derived Differentiated Intestinal Epithelial Cells for the Prediction of Intestinal Drug Absorption in Humans
Drug Metabolism and Disposition, 50; 204-213 (2022)
です。 -
2022.12.15 当研究室の研究がネット記事に掲載されました!
前田が取り組んでいるヒト消化管組織を用いた消化管吸収予測に関する研究が、医薬通信社のネット記事として掲載されました。
記事へのリンクはこちらからどうぞ。