研究室紹介

臨床統計学

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 近年のコンピュータ性能の飛躍的進歩に伴って、今まで理論的枠組みの中で検討されてきた計算アルゴリズムや数値計算方法が実行可能となってきた。統計学においても、これらコンピュータ性能と計算アルゴリズムの発展の恩恵を受け、新たな統計学的手法として医療や経済など様々な分野で応用されてきている。特に、遺伝子発現情報を利用した個別化医療のように、近年の医療の治療法はますます高度化?複合化の方向へ向かい、それに伴って大量のデータが蓄積されるようになり、高性能コンピュータと高速計算アルゴリズムに裏打ちされた統計学を活用する機会が増えてきている。このような大量データ時代の到来において、遺伝子情報をはじめ医療データを分析し、医学?薬学的意義に還元できる統計専門家やデータサイエンティストに対する時代の要請は近年益々増大し、人材の育成が急務となっている。 臨床統計学教室では、こうした社会的要請に応えて、既存の統計学的手法の適用だけでなく、生物統計学、計算機統計学、ベイズ統計学において新たな手法を積極的に提案し、遺伝子発現データや医療データへの応用や適用を目的とした研究を実施している。

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  • 2023.10.03 メンバーを更新しました。(2024.9.25)