地域医療薬学

地域医療薬学

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かかりつけ薬剤師として、地域医療?在宅医療に取り組む
 医療技術の進歩や医薬分業の仕組みにより訪れた「医療がコミュニティに戻る時代」。地域医療薬学研究室では、地域医療?在宅医療で重要度を増す薬局薬剤師に関する実習などを通じて、薬局における医薬品の適正使用と患者さんのケアを実践します。さらに、保険薬局と病院薬局との連携に関する調査?研究を行い、さらなるチーム医療の充実に取り組んでいます。

研究内容

研究テーマ

地域の医療?保健?福祉における薬剤師職能の支援に関する研究

【講座重点研究等】
保険薬局における一般用医薬品,健康食品等の適正使用支援に関する研究(講座研究)

一般用医薬品、健康食品等の有効(有用)性?安全性に関する情報を優秀?評価し、適正販売とその後のモニタリングに活用できる情報データベースを構築する。

?日本薬学会第136年会(2016年3月26日~29日)において、優秀発表賞を受賞。
 発表演題名:ワルファリンとOTCかぜ薬の相互作用に関する患者の行動意識と使用実態調査

?第5回日本薬局学会学術大会(2011年11月5日、6日)において、優秀発表賞を受賞。
 発表演題名:ロキソニンS販売時における片頭痛簡易質問用紙(片頭痛スクリーナー)の活用と評価

?第19回クリニカルファーマシーシンポジウム(2011年11月5日、6日)において、
 優秀ポスター賞を受賞。
 発表演題名:保険薬局における外来がん化学療法に伴う悪心嘔吐の評価方法に関する検討


【学外研究機関との共同研究等】
1)病院と保険薬局との連携を重視したファーマシューティカルケアの方法論に関する研究(保険薬局との共同研究)
 患者の薬物治療をより安全かつ有効に実施するための患者情報の共有と運用方法に関して検討し,医療機関とのよりよい連携のあり方について研究する。 

2)在宅医療における地域保険薬局へのニーズと役割に関する研究(保険薬局と共同研究)
 保険薬局が在宅医療に参画する機会が増えている。在宅医療=チーム医療と言われる中で,薬剤師が在宅医療の中で実施すべき内容とその役割について検討を行う。

3)医薬分業の今後のあり方に関する研究(地区薬剤師会と共同研究)
 各薬局における医療機関ごとの処方せん受付状況のデータを蓄積している地区薬剤師会との共同研究として,今後の分業のあり方について検討する。

4) 保険薬局の地域住民への啓発活動に関する研究(地区薬剤師会と共同研究)
 地域住民の健康維持あるいは増進のために薬局に何ができるか,地域住民を対象とした健康フェアの企画,実施について検討する。

5)一般用医薬品を安全に使用するための情報提供法に関する検討
 一般用医薬品を安全に消費者に提供するため,消費者にとり分かりやすい情報提供を検討し,一般用医薬品販売時の安全な提供に役立てる。


6)重大な副作用自己発見ツールの開発?評価
 スマートフォンなどを利用して、一般用医薬品の重大な副作用に繋がる症状について調べられるツールを作成し、その使い勝手や有用性について、検討する。

【ツールおよびアンケート】
https://sites.google.com/st.kitasato-u.ac.jp/cpp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0