以下の通り、第523回獣医学科セミナー<Cutting edgeセミナー>を開催します。
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第523回獣医学科セミナー<Cutting edgeセミナー>
【開催日】 12月23日(月)
【会 場】 A棟2階 A21講義室
【時 間】 17:00?
【演 者】 日吉 大貴 ?先生(長崎大学熱帯医学研究所 細菌学分野)
【タイトル】Salmonella manipulates neutrophil activities and heterogeneity using virulence factors.
【要 旨】
主要な免疫細胞である「好中球」は、宿主内に侵入した菌を速やかに察知して排除することができます。裏を返せば、好中球による殺菌機構をなんとか回避できれば、病原菌は全身感染を起こせる確率を上げられます。私の研究対象である「サルモネラ」の中にも、腸チフスを起こすチフス菌など、全身感染を起こすものが含まれています。これまでの解析により、サルモネラは病原因子を使った多様な戦法で好中球の殺菌から逃れられることが分かってきました。本セミナーでは、そのようなサルモネラと好中球の攻防について、これまで報告してきた成果(Hiyoshi et al., Cell Rep, 2018; Zhang et al., mBio, 2022; Hiyoshi et al., Cell Host Microbe, 2022)や、単一細胞のトランスクリプトーム解析(scRNA-seq)など最新の結果を交えて、ご紹介したいと考えています。
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