はい、そのとおりです。馬術部のウマの散歩や実習に使うウシの移動時には車が止まって動物を優先させます。(車は驚かないけど、動物はびっくりすることがあるじゃないですか!)
獣医学部には附属施設として、フィールドサイエンスセンターと動物病院が設置されており、健康な動物から病気の動物まで飼育しています。飼育されている動物種としては、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ブタ、ウマなどです。また、北海道の道南に位置する八雲町(http://www.town.yakumo.lg.jp/)には附属牧場(http://www.kitasato-u-fsc.jp/)が設置されており、250頭ものウシが飼育されています。これらの動物とは、実習やサークル活動などで接することができます。
キャンパスは市街地に位置するため、さすがにキャンパス内や周辺で大型の野生動物に出会うことはできませんが、キャンパス内の林にはキジやヒバリなどがいますし、十和田市周辺に出ると野鳥やカモシカ、野うさぎなどに出会うことができます。特にラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)に登録された仏沼は車で30分程度のところにあり、多くの野鳥に出会うことができます。仏沼周辺では博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@が中心となり野鳥の研究に取り組んでいます。また、少し足を伸ばせば、世界遺産に登録された白神山地や野生のサルの北限地である下北半島など雄大な自然に出会うことができます。
第二次世界大戦以前、現在の十和田市周辺は軍馬の生産地であり、戦後もたくさんの馬が飼育されていました。戦後は衛生状態が極めて悪く、伝染病も蔓延していました。そのような折、馬を用いてジフテリアや破傷風などの治療のための抗血清(抗毒素)の製造を始めるため、北里研究所は現在のキャンパス付近に支所を開設しました。その後、十和田市周辺は馬の生産地から酪農地帯に変貌を遂げるとともに、北里研究所支所は閉鎖されました。このような経緯のなかで、昭和30年代に地元から獣医系大学設置の強い要望があったことや、一方で、産業動物が身近に飼育されている環境で実践教育ができるという判断がなされ、昭和41年に十和田市に獣医学部の前身である博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@畜産学部が開設されました。
十和田市は、青森県の南東部に位置します。人口は約62,000人、西に八甲田連峰がそびえ、十和田湖を源流とする奥入瀬川が流れる豊かな自然環境の中にあります。気候に関してですが、十和田では、四季をしっかりと感じ取ることができます。また、青森というと1mも2mも雪が積もる印象があると思いますが、太平洋側に位置する十和田市の積雪はそれほど多くありません。冬の寒さは多少感じるかもしれませんが、一年を通じて比較的過ごしやすい気候です。十和田市周辺では、ながいも、にんにく生産が特に盛んで、春には山菜、秋にはキノコがたくさん採れ、自然の恵みを満喫することができます。
獣医学部の十和田キャンパスは38.4haの敷地内(東京ドーム8.2個分)に、都会には見られないような自然を生かした農場、牧場が設置されています。またキャンパス内には、5.4ha杉林の中に遊歩道もあり、ホーストレッキングに利用されています。このような施設を利用して、動物との基本的な接し方、自然環境における人間と動物の関係など様々なことを、机上の理論ではなく、実際に見て、実際に体を動かすことによって学ぶことができます。また、獣医学教育における学部学生の臨床実習の場である動物病院には、CT、MRI、高度放射線治療装置、核シンチグラム診断装置など、最先端の医療機器が多数設置されています。日本初の動物核医学を導入したこの最先端の動物病院で、高度で実践的な臨床実習を行っています。
獣医学部の3学科ともに、1年次は相模原キャンパスで学び、2年次から十和田キャンパスで学ぶことになります。獣医学科は5年間、動物資源科学科と生物環境科学科は3年間十和田キャンパスで学ぶことになります。
本学独自の制度として、博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@ 学生表彰による奨学金(北島賞)および博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@給付貸与奨学金があります。獣医学科の学生は、獣医師修学資金も利用可能です。また、日本育英会や地方公共団体、民間育英団体の奨学金などがあります。
(/jp/campuslife/procedure/scholarship.html)
受験生サイト(http://www.kitasato-u.ac.jp/jp/goukaku/index.html)から入手できます。冊子での配付はしておりません。
多彩な入試制度を設けているのは、目的意識を持った多彩な人材に入学してもらいたいからです。入試制度の全体は大きく3つにわかれ、1. 面接と小論文中心の特別選抜、推薦入試、2. 筆記試験による大学独自の「一般入試」、3. 大学入試センター試験を利用した一般入試です。学科ごとに実施する入試が異なります。詳細は、受験生サイト(http://www.kitasato-u.ac.jp/jp/goukaku/index.html)をご確認ください。
現在、学部には「北里会」に所属する部、同好会、愛好会と、その他のサークルに分類される多数の学生による活動があります。北里会は体育会系が37団体、文化系が25団体あります。これらは、全国大会を本格的に狙うものから、楽しみで集まるものまで様々な目的で活動しています。また、博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@の他学部や近郊の他大学と交流しているサークルもたくさんあります。大学では、サークルに入って、学業以外のことにも打ち込み、人間関係を広げることも大切です。(獣医学部北里会執行委員会のページ https://twitter.com/shikkouV )
いいえ、そんなことはありません。生物環境科学科においても、動物関係のカリキュラムは用意されており、今後、動物に関わるような領域へ就職する学生が増加することが見込まれます。また、生物環境科学科の教育は、動物の棲息する環境を修復、保全することにも目を向けており、環境コンサルタント、環境衛生領域への就職も期待できます。
はい、就職することは可能です。とは言っても採用者数が限られているため、希望した全員が動物園に就職できるわけではありません。しかし4年間一生懸命、動物関係の知識や技術を身に付け、情熱を持ち続けていれば就職することは可能です。また動物園の運営は自治体で行っているところも多いので、公務員の試験対策も心がけておくとよいでしょう。動物資源科学科を卒業すると、動物園だけではなく動物に関連する様々な領域へ就職可能です。入学後には動物に関連した多くのことを学ぶことにより視野が広がり、様々な可能性が見えてきます。
現状では獣医学科卒業生の約5割が動物病院で働いており、そのほとんどが開業しています。その他の卒業生は、獣医師として自治体や企業へ就職しています。今後は人の医療と同様、獣医医療は専門化するとともに高度化することが予想され、総合病院のもとで勤務医になる方が増える可能性はあります。
はい、学べます。生物環境科学科には野生動物学研究室が設置されました。また、動物資源科学科や獣医学科においても「野生動物」、「人と動物の関係」や「動物福祉」について学べるようなカリキュラムを用意しました。
<カリキュラム>
● 動物資源科学科
● 獣医学科
● 生物環境科学科
学生課の掲示板にアルバイト募集の案内が出ています。丸一日から数時間のものまで様々なものがあります。ただし、上級生になり配属される研究室が決まる頃になると、講義?実習に加えて、研究室のセミナーなどが加わり、学業とのバランスを考える必要が出てきます。
キャンパス周辺には24時間営業のコンビニエンスストアがありますし、十和田市内には大小さまざまな規模のスーパー、ホームセンターなどがいくつもあり、食料品から日用品、生活必需品、電化製品など都市部と同じように手に入れることができます。またバスで20分くらいのところには大規模なショッピングモールがあり、映画館やレストランなどの設備が整っています。
学部に寮は設置されていませんが、キャンパス周辺(徒歩数分の範囲)にはたくさん民間のアパートがあります。家賃の相場は2部屋+台所、バス?トイレ付きで3万円から4万円くらいで、都会では考えられないくらい経済的です。また、都市部に比べてペットを飼えるアパートも多いようです。学生向けアパート情報はインターネットで公開しておりますので、http://www.zevnet.jp/にアクセスするか、博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@獣医学部ホームページ→キャンパスライフ→学生アパート情報から閲覧できます。また入学後、相模原キャンパスではじめて一人暮らしを始める新入生にも、入学手続きの書類と共に相模原周辺のアパート情報を提供しています。