第531回獣医学科セミナー<Facultyセミナー>「マラリア原虫と媒介蚊の相互因子の解明: 雌雄接合とハマダラカ中腸細胞の侵入門戸探索」演者:筏井 宏実 先生 、中山 和彦 先生(獣医寄生虫学研究室)

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2025-05-22
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17:00
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A棟3階 A31講義室

イベントの概要

以下の通り、第531回獣医学科セミナー<Facultyセミナー> を開催します。

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第531回獣医学科セミナー<Facultyセミナー>

【開催日】 5月22日(木)

【会 場】 A棟3階 A31講義室

【時 間】 17:00~

【演 者】 筏井 宏実 先生 、中山 和彦 先生(獣医寄生虫学研究室)

【タイトル】

マラリア原虫と媒介蚊の相互因子の解明 : 雌雄接合とハマダラカ中腸細胞の侵入門戸探索

【要 旨】

年間約2億人が感染し、死亡者が60万人という甚大な被害をもたらすマラリアは、ハマダラカによって媒介?伝搬される寄生虫感染症である。自然界においてマラリア原虫は、ハマダラカとヒトを行き来して生活環を形成している。このようにそれぞれの宿主体内の環境に適応すべく様々な仕掛けを身につけて原虫は生き残ってきている。私たちは、自然界においてマラリア原虫の生存および疾病の拡大がハマダラカに依存していることに着目し、ハマダラカ体内の原虫発育とその阻害について深く理解することを目的に研究を実施している。

今回は、ハマダラカの中腸内に取り込まれた原虫が起こすイベント、雌雄接合と中腸細胞侵入に関する原虫因子の研究成果と現在進行中の研究内容について紹介したい。

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