第537回獣医学科セミナー<Facultyセミナー>「マウスにおける胚着床機構と器官間相互作用の解析」演者:杉山 真言 先生(獣医解剖学研究室)

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2025-06-26
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17:00
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A棟3階 A31講義室

イベントの概要

以下の通り、第537回獣医学科セミナー<Facultyセミナー> を開催します。

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第537回獣医学科セミナー<Facultyセミナー>

【開催日】 6月26日(木)

【会 場】 A棟3階 A31講義室

【時 間】 17:00~

【演 者】 杉山 真言 先生(獣医解剖学研究室)

【タイトル】

マウスにおける胚着床機構と器官間相互作用の解析

【要 旨】

不妊は全カップルの約15%に認められる社会的な問題でありその一部は生殖補助医療(ART)を受けている。さらにARTの一環である体外受精?胚移植(IVF-ET)を受けたカップルのうち約10?15%は、良質な胚を用いたにもかかわらず少なくとも3回以上の流産を経験している。これらの現象はヒトに限らず家畜でも共通して見られ、受精卵や生殖器そのものの質だけでは説明できない、より広範な妊娠制御機構の存在を示唆している。

演者は、妊娠過程の中でも特にメカニズムが未解明な胚着床期に着目し、マウスをモデル動物としてその分子?組織レベルでの機構解明を進めている。さらに、メス個体において、肝臓や脂肪組織などの非生殖器に性的二型性が存在し、それらが妊娠維持のために協調的に働いている可能性を検討している。

これまでに行ってきた卒業研究などでは、これらのテーマの一部を断片的に報告してきた。本セミナーでは、胚着床に関する基礎的知見から器官間相互作用までの研究を総括して紹介したい。

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