去る 12 月 14日に、2024年度農医連携教育セミナーがオンライン併用で開催されました。?
動物資源科学科では、本学医学部との連携による農医連携教育を実施し、1~2年次に広く生命倫理観や動物?環境?食と人間の健康に係る問題発掘能力と解決力等の能力を身に付けた人材の養成を目的とした農医連携教育基礎プログラムを展開しています。また、3年次では希望者を対象に専門プログラムとして、医科実験動物学、動物介在活動?療法、食の安全および生殖補助医療の4分野の特定実習を開講しています。?
今回のセミナーでは、山梨大学高度生殖補助技術センター長の岸上哲士先生による教育講演(演題:山梨大学における胚培養士育成への挑戦~目指す胚培養士像を考える~)の後に、学生による農医連携専門プログラムの成果発表(実習報告および課題発表)が行われました。
?
岸上先生の教育講演では、胚培養士の育成には、動物科学分野における基礎的知識と実技が必須であるとともに、医学の側面からのカリキュラム構成も必要とのお話がありました。これはまさに、本学が展開している農医連携教育の在るべき姿であり、今後、さらに強みを発揮できるように発展させていくべき分野であると感じました。
?
学生による発表では、医科実験動物学分野、動物介在活動?療法分野、食の安全分野、生殖補助医療分野の4分野において、班ごとのプレゼンテーションと質疑応答がありました。どの班も、十分な事前準備と練習の成果がうかがえ、農医連携教育の意義と専門プログラムによる人材養成の役割を改めて認識できました。
?