-将来の胚培養士を目指して- 農医連携特定実習4(農医連携専門プログラム 生殖補助医療分野)を実施しました(動物資源科学科)

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動物資源科学科では、3年生の希望者を対象に農医連携教育専門プログラム(医科実験動物学、食の安全、動物介在活動?療法、生殖補助医療の4分野)を実施しています。今回は8月上旬に実施した生殖補助医療分野(農医連携特定実習4)を紹介します。

先ず3日間にわたり、本学医学部の先生方から生殖医学の基礎、臨床における不妊治療の内容、さらに、不妊カウンセリングや生殖医学における生命倫理等の講義を受けました。さらに、4日目の講義テーマ「不妊治療現場における胚培養士の仕事内容と役割」では、今年度から新たに山梨大学高度生殖補助技術センターの古里咲綺乃先生に担当をお願いしました。現在、動物資源科学科と山梨大学高度生殖補助技術センターとの間で、お互いに協力しながら胚培養士養成教育を進めていく組織体制を作ることを現在検討しています。古里先生は臨床現場で胚培養士の仕事をしながら、山梨大学高度生殖補助技術センターで教育と研究に携わっておられます。古里先生からは、培養室での胚培養士の仕事内容や培養業務以外で胚培養士に求められるもの、胚培養士に必要な倫理観、さらに、胚培養士を目指す上での就職活動の進め方や入職後のキャリア形成など多岐にわたる内容の講義をしていていただきました。

 生殖補助医療分野を専攻した学生は、この農医連携特定実習4の受講を通じて、生殖補助医療の知識や課題、胚培養士の仕事について理解を深めただけでなく、将来胚培養士の道を選択するかどうかを考える大変貴重な機会となりました。

グループディスカッション課題「胚培養士に必要なことはどんなことだと思いますか?」について意見発表をしました
古里先生(前列右から3人目)を囲んでの記念撮影。皆さんお疲れさまでした