海洋生命科学部

School of Marine Biosciences

増殖生物学講座では、水生動物の生理?生態を解明し、最終的には増養殖や資源回復への貢献を目指しています。これら共通の目標に対して、水生動物を生理学、生態学、免疫学、育種学などの多様な視点で見つめ研究を進めています。どの研究室に所属しても、自身の専門分野のみにとらわれることなく、他分野からも情報を収集し、多様な視点をもつことの重要性を研究を通して経験してほしいです。卒論研究などを通して、常に視野を広げて目標を達成するための行動力と、それを活かす実行力を身につけてもらいたいと思います。

研究室では、北海道に生息するイカナゴ属魚類の行動観察を通じて「夏眠」という特殊な生態について調べています。まだ解明されていない生態も自身の研究により明らかにできる可能性がある、という阿見弾先生の話に興味を持ち、挑戦したいと思い、この研究室を選びました。自身の研究に責任を持ち、研究のビジョンを思い描く姿勢。そして、知識や技術だけではなく、先生や仲間とのコミュニケーションの大切さを、この研究室で学びました。将来は、これまでの実験経験を活かして、養殖事業の安定化や効率化に貢献していきたいと考えています。