分析化学教室

分析化学教室

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医薬品や生体物質を分析し、得られた知見を創薬につなげる。

当研究室では、医薬品の品質確保に重要な分析法の研究を行っています。また、生体内には、性質や体内での働きが十分に解明されていない物質がたくさん存在しています。例えば、タンパク質や核酸を介した細胞間情報伝達に関与する細胞外小胞や老化等に関与するD型アミノ酸などです。当教室では、これらの性質や体内での動き?働きを分析しています。得られた知見は創薬に役立つと期待されます。

研究内容

研究項目

当研究室では以下の研究を行っています。

? 革新的医薬品(ナノ医薬品*やペプチド医薬品等)の分析法と品質管理に関する研究
? エクソソームの物理的化学的特性を模倣したリポソーム製剤に関する研究
? ナノ医薬品やペプチド医薬品等の物性と動態に関する研究
? モデル生物(線虫?シロイヌナズナ)を用いた遊離D型アミノ酸の生理機能に関する解析研究
? 立体特異的アミノ酸代謝関連酵素に関する解析研究
? 細菌のD型アミノ酸の合成と機能に関する解析研究

*ナノ医薬品
一般に、ナノテクノロジーを製剤技術に応用し、ナノメートルサイズの構成要素を有する医薬品を呼びます。「ナノメディシン」と呼ばれることもあります。代表的なナノ医薬品にリポソーム注射剤が挙げられます。