―十和田市および十和田キャンパスの印象はいかがですか。?
もう少し何もない所かと思っておりました。研究することに対して落ち着いて集中して取り組める場所だと思いますし、日常生活で困ることは全くありません。十和田キャンパスは多くの動植物と共存でき、自然豊かで広いキャンパスです。
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―学生の印象はいかがですか。?
明るい学生が多いことが印象的です。気軽に話しかけてもらうことも多く、助かります。雪国特有の気候を生かしたウインタースポーツや地域に貢献できるサークル活動やクラブ活動が活発に行われ、楽しそうな印象です。
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―大学の、あるいは動物資源科学科の教員になった感想を聞かせてください。
?学生が楽しみながら実験や勉強に励んでいるところを見ると、教員として学生が納得のいく研究を推進する教育?指導をしないといけないと日々感じています。教員になってよかったなぁ、と思うのは、学生が将来社会に出て活躍する姿を見るときや、一緒に仕事をして何かの結果を出した時かなと思います。?
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―ご趣味は何ですか??
サッカー観戦、旅行、水泳です。サッカーに関して、現在は観る方専門で、年に数回はスタジアムで観戦します。水泳は昨年末から開始し、週3~4回ペースで継続しています。旅行は国内外問わず、その国や地域の風景、スポーツや食文化を自分の目で見て感じることが好きです。?
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―研究を開始するきっかけは??
サッカーをしていたことから運動と食事に興味を持ち、その生体内における代謝について深く学びたいと思ったことがきっかけです。
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―先生が本学に着任するまで、どこで、どの様な研究をされていましたか?今、進められている研究の内容についてわかりやすく教えてください。?
ファンケルでは様々な機能性食品が販売されるまでの基礎研究や開発研究に携わっていました。世界中の食用生物資源が持つ保健的作用をマウスやラットを用いて研究していました。香川大学では糖尿病ラットの筋肉の脂質代謝について研究していました。現在は主に動物資源を用いた機能性食品素材が秘める未知なる可能性を引き出すための基礎研究に取り組んでいます。具体的には、世間では印象の悪い脂肪は実際には生体に必須な栄養素であり、健康に良い作用も多々報告されています。その脂肪を生物資源を用いて健全な形で筋肉に蓄積させ、健全な脂肪筋を作製する技術開発に取り組んでいます。
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―なぜそこに注目したのですか?またその研究は、将来、どのように私たちの生活に関わってきますか?
?日本では生活習慣病罹患率の増加と共に機能性食品の業界も拡大しています。これまでは過剰な脂肪を減少させることに着目した機能性食品が大半であり、その数も飽和しております。まったく逆の発想で、これまで例が少ない筋肉に着目して2型糖尿病を予防や改善することができれば、従来の方法に加え、新しい治療法にも応用できると考えたからです。また、生活習慣病の多様化に対して対応することができると考えられます。副作用の強い医薬品ではなく、安全性の高い食品素材で疾患を予防?治療することができれば、健康の維持や増進にも貢献できると考えられます。?
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―学生とどのように研究を進めていきたいと考えていますか。?
自分自身がしてきた研究を生かして学生が興味を持つ研究に生かしていければと考えています。研究は自分自身が疑問に思うことを主体的に明らかにすることだと思います。学生に研究を強要するのではなく、学生が考えたアイデアを具体化できるよう教員がサポートできればと思っています。?
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―これまで経験されてきたことから、これからどんなことを学生に伝えたいと思いますか??
学生生活で関心のあることを見つけ、納得のいくまで取り組むことが大切だと思います。それは将来社会に出る際の自信につながります。また、視野を広げて多くの友人を作ることや、多くの教員と話すことで卒業?修了後に社会に出た時の働き方が変わってくると思います。?
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―先生はどんな夢をお持ちなのか教えてください。?
昔はプロサッカー選手でしたが、もう無理ですので、現在は食事や食品を通してスポーツ界や食品業界に大きく貢献することや、食品の栄養生理学分野で常識となっていることを覆すような研究成果をあげることが目標です。
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?―ありがとうございました?