医療系研究科在学生が第113回日本病理学会総会で優秀賞を受賞しました。

本学修士課程1年生(発表時は医療衛生学部4年生)の塙海翔さん(指導教員:松本俊英講師)が、第113回日本病理学会総会(328日~330日:名古屋国際会議場)の学部学生ポスター発表にて優秀賞を受賞しました。

塙さんは「胃癌におけるfibrinogen gamma chain発現検索と臨床的意義の解析」について発表しました。

 本邦で罹患者数の多い胃癌において、フィブリノゲンのサブユニットであるfibrinogen gamma chainFGG)の腫瘍組織内での発現解析とその臨床的意義の検証を目的としました。
 本研究の成果として、FGG高発現症例は壁深達度やリンパ節転移等の悪性化関連因子と相関性を認め、患者予後へ影響することを見出しました。また、FGG発現制御系は、IL-6/Stat3シグナル系であることも明らかにしました。