初代教授:
阿曽 弘一
1970~1988年
( 出身:東京大学 )
第2代教授 :
柿田 章
1989~2003年
( 出身:北海道大学 )
第3代教授:
渡邊 昌彦
2003~2019年
( 出身:慶應義塾大学 )
乳腺?甲状腺外科学
主任教授
三階 貴史
SANGAI TAKAFUMI
当科では患者さんと共に、乳腺や甲状腺の病気をあきらめずに治療することを目指しています。
(1)がんの治療をあきらめません。
外科と名前がついていますが、乳がん、甲状腺がんの治療には外科治療、薬物療法、放射線療法を効果的に組み合わせて行うことが必要です。私たちはがんが根治不能と診断されても、既存の治療薬を上手く使いこなし、状況により手術や放射線照射を行い、また臨床試験や治験に参加して頂く事で新しい抗がん剤治療を行っています。
(2)乳房や機能の喪失をあきらめません。
乳がんの手術による乳房の喪失は身体だけでなく心にも痛みを伴います。私たちは薬物療法により腫瘍の縮小を図ったうえで乳房温存手術を行ったり、乳房の切除に加えて形成外科と協調して乳房再建術を行います。
甲状腺手術では神経モニタリング装置を使用し、嚥下や発声に必要な神経を丁寧に温存することで手術に伴う機能の喪失を減らすよう努めています。また、完全内視鏡下甲状腺?副甲状腺手術も導入しており(適応となる病状のみ)美容面にも考慮しています。
(3)薬物療法による副作用の軽減をあきらめません。
抗がん剤治療の副作用として吐き気や脱毛だけでなく、長期的に四肢末梢のしびれが生活の質を大きく低下させてしまうことが有ります。若年の方にとっては妊娠の可能性が低下したり、閉経してしまう事も大きな問題です。私たちは最新の副作用対策法を提供し、他科の先生方にも協力をお願いして、副作用の軽減に努めています。
私たちは患者さんが病気になってからも自分らしく生きられるように、さらに新しい治療法の研究?開発に取り組んでいます。
1996年 3月 | 千葉大学医学部卒業 |
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1996年 5月 | 千葉大学医学部附属病院 第一外科医員(研修医) |
2002年 4月 | 国立がんセンター研究所支所 臨床腫瘍病理部 リサーチレジデント |
2005年 3月 | 千葉大学大学院医学薬学府修了 |
2009年 4月 | MD アンダーソンキャンサーセンター 客員研究員 |
2012年10月 | 千葉大学医学部附属病院 乳腺?甲状腺外科 助教 |
2017年 5月 | 千葉大学医学部附属病院 ブレストセンター 診療講師 |
2019年 9月 | 千葉大学医学部附属病院 乳腺?甲状腺外科 特任准教授 |
2020年 1月 | 現職 |
日本外科学会指導医?専門医
日本乳癌学会評議員?指導医?専門医
がん治療認定医機構認定医?指導責任者
日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影医
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
乳房再建エキスパンダー/インプラント責任医師
日本遺伝性腫瘍学会専門医
日本リンパ浮腫治療学会評議員
日本癌治療学会 代議員