研 究

Research

臨床解剖教育研究部門

CAL

Clinical Anatomy Lab.について

Clinical Anatomy Lab.とは

日本外科学会と日本解剖学会が「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」を制定し、このガイドラインを遵守することで、これまで医学部学生の教育のみに許されていた、献体されたご遺体に対する解剖を、臨床の外科的技術習得(Cadaver Surgical Training : CST)のために行うことが可能になりました。博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@医学部においてもCSTが効果的に行われるように、臨床解剖教育研究部門及びClinical Anatomy Laboratory : CALが設置されました。
 
外科的手法は実際の手術室でのOn the Job Trainingで身につける場合が大半ですが、多くの経験と時間が必要になります。動物でのシミュレーションが困難な手技、高度な手技、新たな手技のTrainingの場として、CALが活用されることを期待して、臨床の場から様々な臨床解剖のプランが出されることをお待ちしています。
 
また、学生諸君にも解剖の場を提供します。2年次の解剖学実習の時点ではまだ臨床の知識が乏しく、解剖の意味を深く汲み取れなかったと思います。ところが学年が進んで臨床の知識が増すとともに解剖の重要性がより理解できて、「また解剖がしたい」とか「あの部位の解剖を徹底的にやりたい」というような気持ちがわいてくると想像できます。解剖希望の学生さんにCAL内で解剖を復習する環境を提供します。
 
外科的技術や挿管、内視鏡などの手技の習得には、ホルマリン固定のご遺体の質感では適さない場合があります。そのため、質感がより生体に近い固定を施させていただいたご遺体、固定を施さない冷凍保存のご遺体を使っていただく用意があります。