北里研究所教職員テニスクラブ創立50周年記念 祝辞　博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@病院 病院長

　北里研究所教職員テニスクラブ創設50周年、おめでとうございます。コロナ禍から脱し、１年遅れで50周年記念事業を開催できるとのこと、心よりお慶び申し上げるとともに主催者の皆様のご尽力をお察しいたします。
　このたび、学校法人北里研究所教職員テニスクラブ50周年記念誌に寄稿の機会をいただき、大変光栄に思います。半世紀にわたりクラブ活動が続けられていることと同時にこれまで活動を先導されてこられた部長の方々の絶え間ない工夫と努力に敬意を評します。
　最近の時代の流れの速さは５年一昔のスピード感よりもさらに早い流れを実感していますが、スポーツを楽しむ時には、そのような流れをひとときでも忘れることができるのではないかと思います。正直なところ、私はテニスとはあまり深い縁があるわけではありません。ただ、二人の息子が子どもの頃からテニススクールに通い、今ではそれぞれ別の大学の医学部のテニス部でプレーしていることもあり、彼らの話を通じてテニスの魅力や奥深さを感じることが増えました。とはいえ、全くテニスをしたことがないわけではなく、医師７年目の頃、ひょんなことからテニス大会に出ることになったことがあります。ほとんど練習もしていなかったのですが、背の高さを活かせるからという理由で、前衛でひたすらボレーに専念し、周囲に驚かれていた記憶はあります。自分ではただラケットを出していたつもりでも、意外とポイントになったりするのが面白く、テニスの戦略性の奥深さを実感した経験でした。それ以来、プレーヤーとしての経験はほとんどありませんが、ダブルスを観戦するときは自然と前衛の動きに注目するようになりました。
　私自身、ランニングや筋トレ、スキー、スノーボードなど、隙間時間を見つけて体を動かすことを習慣にしています。スポーツは、競技として勝ち負けを競う楽しさだけでなく、身体を鍛え、気持ちをリフレッシュさせるという点でも、日々の生活に欠かせないものだと感じています。テニスもまた、生涯にわたって楽しめるスポーツのひとつであり、息子たちが幼い頃から続けているのも頷けます。テニスクラブの皆さんも、日々の練習や試合を通じて多くのことを経験されていることと思います。勝った試合の喜びも、負けた試合の悔しさも、仲間と過ごす時間も、すべてがかけがえのない財産となるはずです。
　テニスクラブの50年の歴史の中でこれまで多くの先輩方が築き上げてきたものを、今の皆さんが受け継ぎ、次の50年に向けて新しい思い出を作っていかれることと思います。これからも、テニスを楽しみながら、思い切り汗を流し、素晴らしい時間を過ごしてください。そして、もし機会があれば、私の息子たちとも試合をしていただけたら嬉しく思います。皆さんのさらなる活躍を心から応援しています！